最果ての地・尾鷲 (1) 松阪から出発

行くよ、行く、どこまでも。

ここまで来たら、前進あるのみ。松阪からはJR紀勢本線に乗って尾鷲を目指す。とはいえ、さすがに尾鷲は遠い。ぎりぎりまで迷ったけど、台風もこないみたいだし、やっぱり行っちゃおう。

最果ての地・尾鷲1

いくら三重県が近鉄王国だとはいっても、さすがにここまでは及ばぬ。

近鉄週末フリーパスだけで総て回るつもりだったが、JRの助けをここで借りる。

松阪から尾鷲までは、運の良いダイヤだとしても2時間10分程度かかる。青春18きっぷでも経験済だが、私の集中力の限界はどうやら1時間半。2時間超えはキツイ。しかしながら、同じ時間乗車しているとしても、新幹線だと平気だったりする。座席のクオリティに左右されるのも一因だが、一番の理由は進行方向と同じ方向に身体が向いてるかどうかである。

もう、ここは割り切って特急で!

最果ての地・尾鷲2

JR特急ワイドビュー南紀1号(紀伊勝浦行) 松阪駅発 9:16

紀伊勝浦?

紀伊勝浦っていえば和歌山県! この電車の行き先は和歌山県なのだ。

後で調べてみたら、尾鷲は和歌山県の最果て・新宮にも近い。とんでもない所に行くんだなあ……。

実際、窓から眺める景色は秘境ともいえた。

樹齢何百年? いや下手したら千年超えるんじゃなかろうかという高い木々が続き、天狗でも出てきそうな勢いだったが、

最果ての地・尾鷲3 最果ての地・尾鷲4

いきなり視界が開け、川が流れている。心洗われる。

これまでの四日市、津、松阪、伊勢市とは自然のスケールが違う。この辺になると奈良も混じってくるし。

最果ての地・尾鷲5

あれは? 煙が立ち上っている、それも同時にあちこちから。農家の人が枯れ草などを燃やしているのだろうか。東京だったら、すぐに消防に通報されてしまうだろう。所変われば習慣も異なる。この辺では日常的なのかしら?

しばらくすると景色が変わった。

最果ての地・尾鷲6

海! 漁港かな?

農業、林業、漁業。第一次産業が全部揃った。

最果ての地・尾鷲7

紀伊長島。駅のホームには津波避難の案内あり。

最果ての地・尾鷲8

軍艦みたいなゴツイ船(?)もあったりする。紀伊長島って何があるのだろう? 気になる。尾鷲までもう少し。

最果ての地・尾鷲9

小島がぽっかり浮かんでいる。

最果ての地・尾鷲10

やっと尾鷲。瓦屋根の民家が目立つ。そして、その先に見えるもの

最果ての地・尾鷲11

ボウリング場?

なんだか匂うな(笑)。昭和レトロ臭がぷんぷんする。

最果ての地・尾鷲12

降りる前から、見る前から、わくわくドキドキ。異様に胸ときめく。このときめきは本物だ。絶対ここは当たり。絶対ここには大物が潜んでいる。そんな確信を抱きながら、10:45尾鷲駅着。

もちろん、ここまで来るからには、お目当ての純喫茶があるのだけど、それより先に、まずはあのボウリング場に行ってみることにしよう。

利用金額

関連記事

THE 三重ックス2016 ~三重県縦断行きつ戻りつの旅~ ※訪問順
スポンサーリンク

コメント

あかりのママ

No title
この路線景色がいいですね。
私は乗り鉄でもありますので、大変興味深かったです。

エムケイ

>あかりのママさん
乗り鉄でしたか!
景色に変化があるのかとても面白かったです。
三重県は細長いので変化が楽しめます。
非公開コメント

スポンサーリンク

エムケイ

ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。

ブログ内検索

カテゴリ

コメント

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

カウンター