【舞阪】レッドサン

浜松からJR東海道本線で豊橋方面に約10分、舞阪の大箱喫茶「レッドサン」。

舞阪・レッドサン1

レッドサン(COFFEE ROAD REDSUN)

静岡県浜松市中央区舞阪町浜田719-2

国道301号線沿いにあるコーヒーロード

実は、行くまでそんなに期待していなかった(^_^;)。

広いんだろうな、営業は安定してそうだな、とりあえず行くか的ノリ。ファミレスみたいに無難な喫茶店を想像していたのです。

舞阪・レッドサン2
舞阪町東海道松並木(舞阪宿)

舞阪・レッドサン3

松の並木を抜け徒歩10分程。国道沿いに立つ背の高い看板は、緑・赤・白の「サイゼリヤ」カラー。ますますファミレス感を強めていく(^_^;)。

駐車場に車が入って行く。朝から人気ですね。

舞阪・レッドサン4

ドアの脇には純喫茶らしいプレート。

舞阪・レッドサン5

「プロがたてるひきたての香り高い珈琲をどうぞ」

この段階でハッとするのです。甘く見ていたかもしれません…期待高まりドアを開けた。

素直に良い!

空間が4つに分かれた広い店内

舞阪・レッドサン6

真ん中に電話ボックスがあって天井が高い。

広いだけじゃなくて、空間が分かれてて、こりゃ悩む。4つに分かれていて、雰囲気が全部違う。

舞阪・レッドサン7

お店の人と常連さん集うカウンター。遠目にこっそりと眺める。

舞阪・レッドサン8

一番人気はこちら。パーテーションの向こう側のテーブル席にはお客さんがビッシリ。

舞阪・レッドサン9

ハッとする小さな半地下。スペインの鬼才・ペドロ・アルモドバルの映画に出てきそうな芸術的な空間。椅子が新種の生物みたいでシュール。

舞阪・レッドサン10 舞阪・レッドサン11 舞阪・レッドサン12 舞阪・レッドサン13 舞阪・レッドサン14

シュール席に後ろ髪引かれながら、庭が見える奥の空間へ。

舞阪・レッドサン15

フランスの田舎の牧歌的なティータイム風のテーブルがあり。

綺麗だし、お客さんが多く賑やかですが、ほんのり寂れ感もあり、純喫茶ムードは充分。ここ、とても好きです。

真っ赤な表紙のメニュー表

舞阪・レッドサン16

大きなメニュー表は、情熱の赤。レッドサンだから。

舞阪・レッドサン17

小粋なセットメニューが充実。

舞阪・レッドサン18

メニューを開くと、おおおっ! 悩んでしまうほど豊富なメニュー><

「健康的な貴女におすすめします」のフレーズがいいですね。特に「貴女」。

「美容と健康にヘルシーメニューはいかが?」って、そこにパンケーキを入れちゃう? パンケーキを食べる人は美容も健康も期待してません。ただ食べたいから食べる(^_^;)。

実は後からババロアがあるのに気付きました(⤴右上)。純喫茶でババロアがある店は少ないと船堀「れもん」の記事で書きましたが、まさか浜松の喫茶店にあったとは。「ババロアバリエーション」が激しく気になる。時すでに遅し。

すぐにでも行きたいところですが、近くないのでしばらくは無理そうです。今年に入ってとうとう私も初コロナになりまして、急性期の酷い状態はとっくに脱しているんですが、倦怠感の後遺症が長引いてます。遠方に出向く程の体力は戻ってません(^_^;)。いつかね…

11時迄のモーニングにギリギリ滑り込み

「モーニング大丈夫ですか?」

間に合わないかも? 慌てて注文。

舞阪・レッドサン19

トースト黒パン。カフェならありそうですが、純喫茶では珍しい。バターがじっくり染み込んで美味でした。

+100円で大盛になると書いてありましたが、何が大盛になるんだろう? トースト?

舞阪・レッドサン20

トーストの下の紙ナプキンには赤い太陽「レッドサン」

マスターとママさんはとても感じが良い。

次から次へとお客さんが入ってくる人気店でした。

11時過ぎに入ってきたお客さんにも、「モーニングも大丈夫ですよ?」と勧めてました。でもそのお客さん、「いえ、コーヒーだけでいいです」

BGMは大きめの音量でオールディーズ。

とても居心地が良く、永遠に長居したくなりますが、意を決してやっとの事でお店を出る事にしました。

店名の由来はもしかしたら映画かも?

舞阪・レッドサン21

マッチも赤い太陽、レッドサン。

「赤い太陽だから『レッドサン』なんですね?」。マッチを見ながらそう言うと、頷くマスター。しかし、『レッド・サン』という映画がある事を後から知りました。

チャールズ・ブロンソン、三船敏郎、アラン・ドロンという錚々たる俳優が共演しています。

日の丸をイメージする真っ赤な太陽を真ん中に主演俳優が並ぶDVDのジャケット写真を見て、こちらが店名の由来だと確信しました。1971年公開、フランス・イタリア・スペイン・アメリカ合衆国合作

フランス→フランスの田舎の牧歌的なティータイム風のテーブル
イタリア→「サイゼリヤ」カラーの看板(イタリア国旗!)
スペイン→ペドロ・アルモドバルの芸術的シュール空間
アメリカ合衆国→BGMオールディーズ(古き良きアメリカのイメージ)

強引なこじつけですが、辻褄は合う。

利用金額

  • モーニングセット 600円

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コメント

紅茶っちゃ

日本は?
私もこの映画のことは知りませんでした。合作に日本は入っていませんが、三船敏郎にちなんで、マッチの絵柄が「スシロー」ってことで・・・

エムケイ

>紅茶っちゃさん
「レッドサン」知らないですよね(^_^;)
錚々たる顔ぶれの俳優陣ですが、なぜあまり知られてないんでしょう?
言われてみると、三船敏郎いるのに日本が合作に入ってませんね。
「スシロー」?
調べてみたら、本当に看板がそっくり!

ユートーモ

ソレイユ・ルージュ
レッド・サン、懐かしいですね。
リバイバル公開時ですが、阿佐ヶ谷駅前にあった「オデヲン座」で観ましたよ。
当初、パラマウントに企画が持ち込まれたのに拒否され、紆余曲折の末に合作となりました。なので原題はフランス語の「Soleil Rouge」なんですよね。
三船敏郎が頑張って、日本の侍の姿を徹底的に監修したので、それまでの外国映画に
登場したなんちゃって侍ではない、ちゃんとした武士が描かれていたと思います。

エムケイ

>ユートーモさん
「レッド・サン」観ていらっしゃるんですね!
阿佐ヶ谷に「オデヲン座」という映画館があったんですね。
オデヲンの字面にクラシカルな響き……
三船敏郎が侍の姿を監修。
なんちゃって侍、それはそれでツッコミ所があって面白いですが、かなり本格的だったんですね。
三船敏郎といえば、山本五十六役も演じてましたよね(見てませんが見てみたい)。
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エムケイ

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