三重純喫茶巡りのラストを締めくくるのは、近鉄四日市のアーケード商店街すずらん通りにある洋菓子&喫茶「スワサロン」。
三重県四日市市諏訪栄町15-6
本当は前の日に入りたかった。宿泊先が近鉄四日市だったからだ。2日目は尾鷲、鳥羽、宇治山田、松阪を経て、ホテルにチェックインし、さあこれから四日市の夜喫茶へ繰り出そうと意気揚々と向かったら、
シャッターが閉まってる!
え~~~! まだ開いてるはずじゃ? 夜7時半過ぎだった。こんな遅い時間に行く私もどうかと思うが、シャッターに明記している営業時間もPM8:30までってなってるけど……。
あぁぁぁぁ……。喫茶店って今はどこも皆こんな感じに適当なのかなあ? 思いっきり気持ちがくじけ、もうすっかりやる気をなくしてしまった。他を探す意欲もなく、さっさとホテルに戻った。
が、翌朝店の前を通ったら、入口が半開きで開店の準備をしており、そこに掲示されている営業時間は19:00までになっていた。いつの間にか営業時間は変更していたらしい。
モーレツ紅茶を目指していたので、ひとまずスルー。
途中で諏訪神社の前を通り過ぎる。
諏訪、すわ、スワサロン! もしかして諏訪サロンという意味では?
地域の人が集うサロン的な思いがこめられた店名なのかも……。やっぱり後で寄ろう。
看板には「洋菓子 モンブラン」「喫茶 スワサロン」の2つを併記。
洋菓子と喫茶とでわざわざ店名を変えているものの、店内にその区別はなさそうだった。
(大体cakeとcafeもパッと見同じに見えるし)
1階にはケーキが並ぶショーケースがあったので、こちらがモンブランか? その横に喫茶スペースがあったが、2階にも席があるようなのでそちらへ。
1・2階を貫く大きなライトが目を惹くものの、内装はあっさりめで拍子抜け。もっと煌びやかなシャンデリアなどでゴージャスな感じを想像していたからだ。
椅子もビニール張で新しい……。
しかし内装の淡泊さに一瞬ガッカリはしたものの、妙に居心地良い店だった。適度に広く、ゆったりした空気。そして何よりもつかず離れずの店員さんの様子がいい。窓から商店街を見下ろしていると、気持ちもほぐれていく。
BGMもまた奮っていた。トランペットのインストで、マイウェイの物悲しい旋律。
刺激こそはないが、こちらで三重の純喫茶巡りを締めくくれて良かった。
ホットケーキとコーヒーのセット。
拙い感想だが、普通に美味しいホットケーキだった。
持って帰りたくなるような素敵な紙ナプキン。
マッチには現在の店とそっくりのイラストが描かれていた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント