喫茶店が2軒横並び。どちらから先に入ろうか……
青森県黒石市市ノ町18
もちろん両方入るつもりですが、どちらを先にしよう? 雰囲気的に早く閉まりそうな「みのや」から先に入ることにしました。
実を言うと、看板に「パーラー」の文字が入っていたのも大きな理由。
もしかしたら可愛いかも♪
何系だろう?
正統派ではないし、看板から期待するパーラーっぽさもない。
ぬいぐるみとか壺とか雑多に物が置いてあるのに、ガラーンとした寂しさ。
入って良かったのだろうか少し不安になりました。
テーブル席かな…奥の隠れた席に座る。
「この辺の方?」
よそ者感が出まくっていたようです(^_^;)
駅前でもなく、目立つ観光名所がすぐ近くにあるわけでもない。それに全国的に有名な純喫茶というわけではないので、見知らぬ一見客が入ってきたら、それは不審に思われるわけです。
カウンターの中からママさんに話しかけられました。話好きの方のようです。ただ、このつかみどころのないガラーンとした空間では、黙っているのが不自然な気もする。話をするのは自然の流れでした。
ピンクの花の絵のグラスでお水が出てきました。
「何にする?」
メニューはなさそう…
「コーヒーを」
「ああ…アイスコーヒーね」
ホットコーヒーのつもりでしたが……
「…はい」
グラスの縁ギリギリまでたっぷり入ったアイスコーヒーと一緒にお菓子。
丸ごとリンゴも2個出てきました!
「リンゴだと重いかしら?良かったらもっと持っていく?」
夕方でしたので、あちこち歩く予定はありません。重くても平気。青森らしい素敵なお土産を有難くいただきます。
2個加わり、計4個のリンゴを袋に入れてくれました。品種は「つがる」。
「今、食べてみる?」
リンゴを剥いて出してくれました。さりげなく楊枝がささっています。
うわっ!
鮮度が凄い。明らかな「もぎたて」。美味しいを通り越した美味しさです。
みっしり、密度があり、シャキッとした歯ごたえ。これまで私が食べてたリンゴがスカスカに思えてきます。
1個1個もずっしり重い。4個のリンゴは重量感がありました。これぞ本物のリンゴ。
元々はお菓子屋と喫茶の兼業だったそうですが、今は喫茶だけ。
「美しいの美、野原の野、屋根の屋」
窓辺にギャルが立ってる(笑)。
帰り際に気付いた。もっと早く見てたら、店内の印象が変わったような気がする。
この後、隣の「純喫茶みらぼお」に入るのですが、ママさんが入口まで見送ってくれたので、気まずかった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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