西太田町通り商店街、おもちゃ屋の隣の喫茶店。
岐阜県中津川市太田町2-5-36
喫茶ゆう(中津川観光協会)
「純喫茶チヨ」がほぼ閉店状態だという事はすでに書きましたが、それ以外も中津川の純喫茶は次から次へと閉店してて、とにかくもっと早く中津川に来れば良かったと心底後悔。打ちひしがれながら猛暑の中、商店街を彷徨っていたのですが、捨てる神あれば拾う神あり。
ノスタルジックで可愛い外観のおもちゃやさんが目にとまって駈け寄ると、そこもすでに閉店>< でも隣は喫茶店?
可愛らしいフォントの「ゆう」。
コーヒーカップに入ってる設定なのかしら?
裏側にはコーヒーカップのイラスト。簡略化された線。
どんな喫茶店だろう?事前調査には引っかからなかったので、もしや新しい喫茶店かも。開け放った入口から中を覗くと薄暗く、ライトが光ってるのが見え、「ここ、いいんじゃなの?」。
暑さに耐え切れず入店。
外観からは想像できぬ奥行きのある広い店内。
カウンターも装飾が優美でいいじゃないですか!
COFFEEの文字もいいですね。
カウンターの隣に丸い柱(?)みたいなのがあるのですが、煉瓦が不揃いで凸凹。これがいいんです。立体感があり味がある。
本当に柱なのかな? 勝手に柱扱いしてますが…だとしても、実用性よりも装飾目的の柱だと思います。
小さな煉瓦の階段もあり。
落ち着いた色調の木の壁に、帯のような赤いタイルの装飾。
奥の席でテレビを見ていたママさんが立ち上がり、「こんな感じにどこも席空いてるので、お好きな席へどうぞ。席に寄ってクーラーが効く効かないがあるかも」
メニューを渡され、「はちみつレモン」と「プルーンジュース」の2つで迷い、滅多に喫茶店で見ないプルーンジュースを注文。
真っ黒なので一瞬アイスコーヒーに見えた。小皿に豆菓子。
チモトのお手拭き&伝票。
ママさんはカウンターの前に立ち話しかけてくるが、にこやかで穏やかで優しく、話していてとても楽しかった。
ママさん「多治見のタイル美術館には3回行った」
純喫茶好きの人でタイル好きは割と多いけど、純喫茶店主でタイル好きは珍しい。
中津川から多治見は近いけど、3回行くのは相当好きなんでしょうね。
ということは、壁にもタイルを貼ったのも、タイル好きだから?
しかしこの喫茶店は50年位前にママさんの旦那さんのお父様が作った店だとの事。タイルは偶然なのかも。
隣のおもちゃ屋さんは何年か前まで営業していて、今でも時々訪ねてくる人がいるらしい。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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