そろそろ終わりが見えてきた。
この日に行こうと決めていた喫茶店は2軒。朝一軒目に訪問した山手「喫茶エレーナ」、そしてもう一軒はこちら。
野毛の老舗「ジャズ喫茶 ちぐさ」。
神奈川県横浜市中区野毛町2-94
ジャズ喫茶ちぐさ
寿町~伊勢佐木~福富町はその繋ぎだった。
福富町から大岡川を渡ると、都橋商店街が見えてくる。
川沿いに同じ単位でズラリと並ぶ一際異彩を放つ飲食街だが、それよりも今回はその向かいのY字路にある店の方が気になった。
だって、ほら! 柳原良平さんのイラスト。エレーナに続き2回目。「喫茶 みなと」という店名だけど、トリスウヰスキーとあるし、多分バー(それともスナック?)なんじゃないかな。
老舗洋食店「センターグリル」の前も通る。まだ12時台のお昼時、イタリーノに負けず劣らず長い行列ができていた。向こうに並んでたのは男性ばかりだったが、こちらは女子も多い。
「福音喫茶 メリー」は休み。
初めて見たときは、うわっ!怪しい!ここはぜひ行かなくては!と興奮に打ち震えたものだが、後にネットで実情を知り瞬く間に興味を失ってしまった。
ジャズ喫茶ちぐさは一度閉店し、2012年に再開し現在に至る。その歴史については年表がある位なので、部外者の私が語るには余るものがあるので割愛。
では、さっそく入ってみよう。
良さそうな席はすでに埋まっており、残すはスピーカーの真ん前。
スピーカーが凄く大きい。ジャズ喫茶なので当然だが、それにしても店の大きさに対して大きすぎる! 距離が近すぎて耳に響く。道理でここだけ空いてたわけだ。
特等席は一番後ろの席なのかも? 後列はその辺を熟知してそうな常連客風が埋め尽くしており、とても帰りそうにもない。う~~~ん。 ジャズ喫茶は席選びが重要。
と色々思うところはあれど、良い音でジャズを聴きながらの喫茶は至福の時間。あっという間に1時間過ぎてしまった。
喫茶タイムは12:00~18:00、バータイムは18:00~22:00だが、しばらくバータイムは休みますという案内があった。
※3月はバータイムを少し復活する、とのこと。
さて、この後どうする?
せっかくだし向こうも見てみようかと、道路を渡ってこれまで歩いたことのないエリアに足を踏み入れた。ウインズ横浜の近くらしい。
カルディという喫茶店を見付け中を覗きこんでみると、競馬新聞を広げコーヒーを飲む客の姿が見える。
これはもうちょっと歩いてみないと……。
(注)ウインズあるところ純喫茶ありの法則に基づく。
普通に綺麗目な喫茶店「とまり木」。
そして同じ並びにもう一軒。
「大島コーヒー店」
んっ!? ここ、なんかよくない? 庇の配色に惹かれる。
中は丸見えで、いつもだとこのパターンは入らないでスルーだけど、ここはちょっと入ってみたい……。ちぐさを出たばかりで連チャンすると余韻がなくなるし、お腹は液体でたっぷんたっぷんに満たされている……。迷うなあ。う~~ん……。
これはまた来いという神のお告げ? 心を鬼にして通り過ぎた。
※1か月後に訪問 【野毛】大島コーヒー店(2022/05/19)
そういえば以前日ノ出町駅近くに「ルドーメン」という純喫茶があった。競馬中継のときはお馬さん一色でついていけない雰囲気だったものの、レトロ度高い内装で、ナポリタンが凄く美味しかった。再開発で閉店した店のことをふっと思いだした。
またもや柳原良平さん。3回目。どこまで縁があるのだろう。
横浜シリーズも次回で最終回。お馴染みのあの純喫茶で締める。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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