そこまでディープではなかったかもしれない……
年をまたいで何か月も経つと、その時感じた強烈な印象が薄れていく。やっぱりさっさと書かないとダメですね。
甲府の時もそうでしたが、実際その場に居たときは、「ここはヤバイ!」と興奮しまくっていて、それは間違いないのだけど、時間が経つと冷静に他の強烈な場所(青森&気仙沼)と比べてしまい、そうでもないかな…と思ってしまうのですね(^_^;)
てことで、あの時の感情を正確に思い出すことは諦め、写真をメインに強引に、三河三谷を終わらせようと思います。
こちらが私が三河三谷で一番ディープだと思っていた場所。硯橋という、その名の通り川にかかる橋にある交差点。
ここから道が二又に岐れています。建物と建物の間の通りが左、もう一つの右。
気仙沼の時もそうでしたが、Y字路から怪しい何かが始まる予感。
右へ行くか左へ行くか?
もちろんどちらも行くのですが、右が死角になってて見えません。気仙沼のときもでしたが、見えない側に隠してる何か(本気)が潜んでいます。右の方が気になりますね……
しかし、左の通りの手前に気になるものが見えたので、そちらに先に行くことにします。
ボロ…じゃなく、趣のある和風家屋があり、「コインランドリー」と「四季の湯」という看板が見えます。
どうやら銭湯があるみたいです。
純喫茶巡りをしてると、古い銭湯を見かけることが度々あり、その都度足を止めるのですが、入った試しがありません(^_^;)
銭湯も急速な勢いで廃業が相次ぎ、純喫茶以上の絶滅危惧種です。美しい装飾のタイルの湯舟やタイル画など見どころがあるのは分かってるのですが、面倒な気持ちが先に立ち、見て見ぬフリをしています。せめて外観だけでも記念に見ておこうかと、そちらに足を向けてみます。
矢印通りに進んでみたのですが、行き止まりになっており、コインランドリーは見当たりません。なら、銭湯は?こちらも見当たりません。とっくに廃業したのでしょう。
こ、これは怪しい!
横長の大きな建物があるのですが、どこか異様。廃墟みたい。
1階が店舗で2階と3階が住居でしょうか。こんな風景どこか他でも見たことがある。強いデジャブ感に襲われます。
思い浮かべたのは長野県佐久市の岩村田の商店街です。ただ、あちらは現役の店もそこそこあったのですが、こちらはシャッター率100%なんじゃないかと思うほどの廃墟感。日曜日だったので定休日なのかもしれませんが……
現役の店を見つけました!
嬉しいことに喫茶店じゃありませんか!案の定、定休日。たまたま日曜日に来たので、私に廃墟に決めつけられていしまいましたが、それ以外の曜日に来ればもう少し商店街らしさが見られたかもしれません。
厚焼き玉子サンドがあるようです。
もしまた来れることがあれば、食べてみようかな。それまで営業しててくれればいいのですが……
たまに可愛いテントがあるので侮れません。チマチマとテントの写真を撮りながら、通りを歩くのですが、歩道沿いに左右に分かれてるので、その都度反対側に渡るのですが、車が多いのでひかれそうになりました。
福助人形が座っているタバコ売り場は現役のようです。
見覚えのあるキャラクターがいたり……
うっかり通り過ぎてしまいそうになりましたが、このシャッター可愛くないですか?地味に薄いパステル調で4色になってます。
岩村田の時もそうでしたが、建物には何か所か抜け道が用意されていました。
こういうのって、なんかワクワクする。子供の時の冒険みたいな……
三谷祭なんてあるんですね。大きな祭りなのでしょうか?
何か臭う……
迫力のある3軒の並び。
「旅館 門海老」とあります。
旅館なんでしょうかね。旅館なんだと思いますが、なんか遊郭っぽいというか…特殊な旅館の雰囲気がします(決めつけ100%)。
上手い具合に硯橋交差点からは隠れるように絶妙にカーブしてる。偶然とは思えません。
至がまごおり(蒲郡) 23号 至とよはし(豊橋)
地図からはこれだけ。この23号は硯橋のY字路のさっきの左の通りです。位置的には、上から2本目の23号の下の通りにあるのが、この「旅館門海老」になりますが、名前が塗りつぶされてるように見えます。
立派な建物ですが、おそらく廃業と考えてよさそうです。
左の木造家屋はあちこち歪んでいて、左右の建物で挟まれてるのでなんとかバランスを保っていますが、どちらかが無くなった途端に秒で倒壊しそう(^_^;)
3軒の向かいのわき道の先には漁港があります。いいですね、漁港。
硯橋を背にし、Y字路の右の通りを歩いてみましたが、この3軒ほどの迫力はないいものの、小物ながら怪しげな雰囲気のする木造家屋が何軒がありました。それらを一々取り上げてると、いつまでも終わらないのでスルーさせていただきます。
ここで駅前で見かけた誤字だらけの商工案内図が再び登場。
商工案内図とグーグルマップを照らし合わせたのは自宅に帰ってからなので、たまたま撮れてた3軒だけですが、偶然一致しちょっと感動してしまいました。
「和風レストランみや」→現在「ドミー三谷店」と書きましたが、もしかしたら「和風レストランみや」の跡地は隣の「キッチン千賀」かもしれません。
この記事で期待させるほどのディープさを三河三谷に感じる人はあまりいないと思いますが、あの時は本当にヤバイ!と興奮していました(^_^;)
では、三河三谷シリーズを終える前に、2軒の喫茶店を紹介したいと思います。
次回が「ボンボン」と誤字表記のあった喫茶店「ボルボン」、最後が「ボルボン」の近くの喫茶店「斗斗(とと)」です。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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