よくこんな所に踏み込んだな、と思う。
運命の岐れ道のY字路。
何度も途中で引き返そうとしたのですが、このY字路を見て、腹を決めました。これまでも、五差路や六差路といった変形した交差点、またはY字路から怪しさが開始したからです。
なぜ引き返そうとしたかというと、このY字路まであまりにも何もなさ過ぎ、ひっそりとし過ぎ。とても歓楽街があると思えないほど、何もなかったからです。人も歩いてませんでした。
結論から申し上げますと、ここは来て大正解!
この記事では、Y字路までいかに何もないかについて書きます。
そして気仙沼編の残りはこの太田の歓楽街散策に捧げることに決めました。それだけの衝撃、価値はあります。興味のない方、そういう怪しい場所が苦手な方はしばらくこのブログに来ないで下さい。予告しましたからね。
地名が太田になって一番最初に出会った「何か」がこれ。ただの何も書いてない建物ですよ(^_^;)
これ、ただの住宅街では?
都会と違って地方では、よそ者が歩いてるだけで警戒されるので、住人に見られやしないか緊張します。
んっ!? あれは!?
HAMACHIDORIキターーー!こういうのですよ。求めていたのは(^^)
ダラダラ流していた自転車を降り、さっそくハマチドリの撮影。
ローマ字表記で目一杯背伸びしてオシャレ感を出そうとしてるんでしょうね。関西だと「イキってる」というやつですかね。日本語よりアルファベットの方がカッコイイ。そういう時代のものでしょう。ところでHAMACHIDORI…ハマチドリ…浜千鳥?
2階より上の造形が凝ってますね。
ここまであまりにも何もなかったのでそのギャップで異様にハマチドリに食らいついてしまいましたが、この後に出会うものの衝撃でHAMACHIDORIの印象は秒速でかき消されてしまいました(T T)
何がどうってわけじゃないけど、妙な尖りというか変な増設具合が気になります。
ここで冒頭で紹介したY字路。
右に行くか、左に行くか。もちろん両方行くつもりですが、どちらを先にしましょうか?
ふと右を見たのですが、謎の胸のザワつき。
これは怪しい! 何がどう怪しいのか分からないし、のっぺらぼうなただの壁なのだけど、独特の威圧感というか。理屈ではなく、感じるものがあったのです。この建物は一体?
なあんだ醸造元か…。醸造というと、酒の醸造でしょうか?
なんでも怪しがるのは私の悪いクセです。酒(かどうか分かりませんが)、醸造業は生活に欠かせない産業です。
ただね、そうは言っても、怪しい気持ちは消えたかというと全くそんな事はなく、隣にくっ付いてる、湾曲したような形の建物を見て、ますます怪しい気持ちが大きくなります。
こうやって書くと、無理矢理だと思うでしょ? この後凄いものを見たから、後付けで怪しいだの書いてるんだろう?と突っ込まれそうですが、本当にそう思ったんです。信じてくださいって! 本当に威圧的な独特のオーラを感じたのです。
この先歩いてみようとする原動力になったのは、この得体の知れないがとにかく怪しいと感じる己の嗅覚なのです。
わき道にそれて…まさにブログ名そのままな状況です(笑)。軽く傾斜した右のわき道を進みます。
ふとわき見をしたのです……
しれとこ!
頭をガツンと殴られたような衝撃。なんじゃこりゃ?
次回に続く。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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