やっと伊那で喫茶店。
飯田線の乗り換えの岡谷で30分の待ち時間があったので、急いで「富士アイス」まで走り、じまんやきを購入。朝起きてから食べたのはこれ1個きりだった。
喫茶というより食を求めて、「スナック喫茶 ポッケ」に入店。
長野県伊那市西町5050
店頭には、「名物 ローメン」という幟が立っている。
ローメン。どこかで聞いたことある。たしか伊那のローカルフードで麺類だったような記憶が……。
伊那に来たのだし、ローメン食べてみようか。
意外といいんじゃない?
薄っすらすみれ色がかかったガラス窓、純喫茶のアイコンみたいな真ん中絞りのドアのカーテン、70年代チックな柱のライト。純喫茶としての見どころはある。
確かにテーブル席の椅子が普通すぎるとか、奥の使ってなさそうな席に若干の生活感があるとか、思わなくはないけど、別にそれほど気にならなかった。伊那1軒目を飾る喫茶店として充分満足。
客席と調理場は仕切られてるので、お店の人も基本いい感じに放置してくれ、居心地も良し。
かといって冷たいというわけでもなく、お店のママさんもマスターも当たりが良くフレンドリーな方たちだった。
小さくて読めないかもしれないけど、食事・飲み物共に豊富なメニュー。アルコールもあるので、夜はスナック的な雰囲気になるのかもしれない。
迷いを捨てるために、メニューはろくろく見ず、初志貫徹でローメンを注文。せっかくの伊那だしね。
これが噂のローメン。
あれ? 意外と見た目は普通。チャンポンみたいで美味しそう。
…と思い、1口。うん、普通に美味しい!
ところが、食べ進むにつれ、独特のクセが……臭みが……ニンニク? いや、ひょっとして肉? 牛や豚とは違う、食べ慣れない味。
う~~ん、臭みの原因はあれか?(-_-;) こうなったら! 酢を大量に投入し、頭を真っ白にして、余計なことを考えず、一気に平らげた。
後で調べたら、ローメンで使ってる肉は羊だとのこと。やっぱり!
私はたまたま羊肉が苦手なのでこんな感想だが、好きな人はこの独特のクセというか風味がたまらないのだという。もし我こそは!という方は、ぜひ伊那でローメンを!
「ローメンズクラブ会員之章」が柱に貼ってあった。イメージキャラクターは馬。「ウマカロー」が言いたいから馬なのかもしれないけど、紛らわしい。羊なのに。
コーヒーミルの隣には、お酒のサーバーが置いてあった。
酒は喜久水。井乃頭じゃなくて大丈夫なのかな……伊那的に。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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