勿体ぶるのはここまで。
伊那市の本命「珈琲館 狸穴(まみあな)」を紹介したい。
長野県伊那市伊那西町沢5119-11
狸穴。
文字通り解釈すれば狸の穴だが、それよりは六本木の方にある地名・狸穴を思い浮かべてしまった。
ほら、喫茶店て、憧れの国名・地名を店名にしがちじゃない? 狸穴には、ギョーカイ人が飲みに行くお金持ちが多い場所というイメージがある。ゴージャスバブリーなイメージの狸穴に憧れたっておかしくない。
それにマイアミにも響きが似てない? 語呂もいいし、ノー天気で明るい感じだから、店名にしちゃえ!みたいな軽いノリでつけたんじゃないかと。
そんな妄想をしながら、天竜川に向かう道を真っすぐ歩いていると、それっぽい看板が見えてきた。
オーラ出てる。
いや~! これは、もう間違いないでしょ!
信頼置ける2つの情報筋からもお勧めされてたけど、確かにね。分かる。
看板には、珈琲カップ片手に笑顔のおじさんキャラクター。珈琲推しなのね!
ドアを開けると、珈琲館狸穴。さらにもう一つのドアがあり、それを開けると店内。
これは完全に別格。さすが! お勧めするのも納得。有無を言わさぬ重厚感がドーンと迫ってくる。さっきまでのローメンの事など全部吹き飛んだ。伊那まで来て良かった。
自分では気づいてないけど、おお~~って圧倒されてる感情が顔に出ていたと思う。
一番の華というべきポイントは、六角形の網の目状に張り巡らした天井。ぶら下ってる照明も素敵だ。
お店の人に、この天井は何をイメージしてるのか聞いてみたら、「さあ? 船かしら?」だって! こだわりまくってるのかと思ったけど、意外と無頓着(笑)。たしかに浮き球みたいなライトもぶら下ってるし、船なのかもね。蜘蛛の巣じゃないのね(^_^;)。
しかも広い。パッと目に入るメインのフロアはもちろんだが、煉瓦調のパーテーションの向こう側にも細長い廊下状の客席が潜んでいた。
困ったことに、どちらも甲乙つけがたい。両方座る、って無理かなあ(^^;)?
隠れ家的なひっそり感を求めるなら、この廊下席は最高。しかし、旅先で求めるのは華。天井が見えるメインのエリアを選んだ。
植物園みたいな雰囲気の明るい窓際へ。
そして、狸穴の隠れ萌えポイント。
レジの上の「御会計」。
トイレの前には、「化粧室」。こういうのに私はめちゃくちゃ弱い。本当に好き。
紫のストライプの壁とベージュの洗面台の組み合わせも最高。
パフェとサンデーが両方あるってのも凄いよね。さっきローメン食べたばかりだし。やっぱりコーヒーかなあ。
ブレンドコーヒーだけでも色々。
どうしよう……。コーヒーのメニューを眺めていると、バリエーション系が豊富で惹かれる。モカ・ヘラドというのが気になったが、アイスコーヒーミルクセーを若い女性店員さんに注文。
(他にも大ママ?っぽい高齢の女性とマスターがいた。家族経営なのかも)
カウンターからミキサーのガーーーっという大きな音が響いた。
甘いコーヒー味のミルクセーキだった。そのまま(笑)。
夏はブラックのアイスコーヒーより甘い方が美味しく感じる。
置いてある漫画を読んでたら、喫茶店らしいページが出てきた。
もしまた来れたら、次はバナナサンデー?
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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