県道146号線を歩いていたら、いつの間にか伊那北駅に着いてしまった。
伊那市から伊那北までの間は、案外近いのかもしれない。
それも伊那北とは逆方面、「スナック喫茶ポッケ」のある春日公園下からスタートしてるので、実際に歩いたのは伊那市・伊那北間の2倍の距離。真夏の炎天下だったのに、楽勝だった。
※この記事は、伊那市編を早く終わらせるために無理矢理詰め込んでるので、長くなることをご了承ください。
これが噂の「理容まつむら」。「む」の字が素敵。
トリコロールカラーの装飾テントの「銘鶏園」。
鶏が入ったカゴが置いてあった。愛玩用なんだよね(^_^;)?
「銘鶏園」をわき道にそれると坂になっており、妖しげでもあり艶めかしいピンクの建物。1階が駐車場で、2階は自宅みたいだけど、う~ん(-_-;)。ここでも水の流れる音が聞こえてくる。
中華料理店の看板にも「清酒 井乃頭」。ここから数十メートル範囲内だけで他にも2~3軒「井乃頭」を見かけた。
噂の2軒目「シューズショップ ミナミ」。
看板建築が連なるアーケード商店街を抜けると、伊那市駅前。この一等地の交差点に目立つ2軒の建物がたっている。
「大住金物」
ドアのいらっしゃいませ。
もう1軒は「ライオン薬局」。
クラシカルなエンブレムの入った看板。あまり薬局でこういうの見ない気がする。
装飾などで目を惹く華のある建物。交差点から駅に向かって、幅をきかせており、隣にあるのは……
喫茶店「珈琲館タイム」
「ライオン薬局」と「越後屋」に挟まれている伊那市駅で一番近い喫茶店。
「ポッケ」よりも「狸穴」よりも全然近いんだけど、なんとなく食指が動かずスルーしてしまった(笑)。
ところが、この辺をウロウロしてて、入ってもいいかも、と戻って来たら「準備中」。選り好みをしてたせいで罰があたった。
駅を背に、伊那市駅前の交差点からわき道にそれると、「和風喫茶&スナックつつみ」なんていう喫茶店もあった。
看板には玄関マットをかけてあった。もう終わり?
ドアが開けっ放しだったので、入ってみたら店内は真っ暗。カウンターで洗いものをしているお店の方から、「今日は終わりました」。一足遅かったらしい。
それにしても午後2時過ぎなんだけど、閉めるのがやけに早い(-_-;)。赤いベルベットのスナック的な椅子で、和風の人形が飾ってあったような? 暗くてよく見えなかったけど、ちょっと良さげな気も。ただ、この店のためだけに、出直すほどでは……。
モダンで素敵な「いせや」。
こちらも、なかなかモダンな洋風な看板建築の「スーパーニシザワ」。
ここで伊那市の大物「クロネコ」登場。天竜川の支流小沢川の畔にある閉店した食堂。ああ、現役のときに来たかった。
川を挟んで向かいにある「畑写真館」。「肖像写真」というのがいいね。
「クロネコ」のすぐ近くにある喫茶店に入った。
実は、全然気付かず2回スルーしていた。そんな分かりにくいわけじゃないのに、なんで見付けられなかったんだろう?
店名が分かりにくいからだろうか。「やません」、「お食事処やません・門」、「COFFEE SHOP MON」という3種類の看板があって、どれが本当の店名なのか分からなかった。
一番純喫茶らしいのは「COFFEE SHOP MON」なんだけど、これが小さくて一番目立たなかった。
クリームソーダはカクテルグラスで登場。店内も夜が本番の雰囲気だった。ホストみたいな風貌の男性4人組が大声でえげつないトークをしてて、完璧に雰囲気をぶち壊し(-_-;)
「クロネコ」の状況(閉店)については、こちらのお店の人に教えてもらった。
「もうやってない店ですけど」と言って渡されたマッチは、伊那市錦町楽天地のお茶漬けの店。
「婦人専科みずゞ」
糸処分
タイルとドア周りがモダンで素敵な「吉田理容館」。
伊那のおみやげ「かねせん」
入舟町を経て、旭町に入ると、ハッと目を惹く極上物件。
Oの上の帽子。
片方では「花帽子」、もう一方では「此君酒店」。
段々のファザードとロマンティックなハート柄の格子と装飾テント。洋品店と酒店という全然畑違いの業種が一つの建物に同居している不思議。
あと、どうでもいいかもだけど、ここの清酒は井乃頭じゃなかった(笑)。
こんなのもあるよ! ツートーンのファザードとカラフル装テン。
何屋さんだったか忘れたけど、可愛い男の子。
旭町のどこかでわき道にそれると、「酒場 黒真珠」がある。正確な住所は分からない。
歩道脇の奇妙なY字路。ここでも水路が流れている。
ぐるっとカーブしたカラフルな装テンがあり、やけにレトロな「養老乃瀧」があるなあ、と思っていたら、伊那北駅に着いていた。
後から地図を確認したところ、面白いことに気付いた。国道153号線、飯田線の線路、そしてこの県道146号線といった交通の大動脈はすべて天竜川に沿っていた。天竜川が基本、ということね。
次は飯田線の別の場所へ。
エムケイ
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