「ガス燈」から和歌山市駅に戻ったら16時過ぎだった。
日曜日だったし、もう和歌山で純喫茶巡りは厳しいかな?
大阪に行けばやってる純喫茶がいくらでもあるだろうが、そうした小賢しい行動は裏目に出ることもあり、ただ無駄に移動するだけで、全部フラれてギャー!ってなるかもしれない(-_-;)。
せっかくだから和歌山を満喫しよう。大阪なんていつでも行けるじゃないか。
いっそのこと純喫茶には見切りをつけ、和歌山市駅からJR和歌山駅までぶらぶら歩く事にしよう。初めて和歌山で純喫茶巡りした時の事を思い出しながら……
和歌山で初めて入った喫茶店が「小波」です。ゆるい雰囲気で琴線に触れまくる純喫茶でしたが、閉店しちゃったんですよね。
【和歌山市】軽食・喫茶 小波(閉店)(2014/05/31)
その後どうなったのか気になっていたのですが、形がそのまんま(笑)。別の喫茶店になっていました。
2軒目の「浜」。ここも窓辺から川が見えるとても素敵な純喫茶ですが、日曜日なので定休日。ドアが開けっ放しで、掃除をしてるマスターの姿が見えました。道理で店内がきれいなわけですね。
3軒目は和歌山ゴージャス純喫茶の雄「純喫茶ヒスイ」。随分前から休業してると聞いてましたが、相変わらずしまったまま。貼り紙も何もないので、どうなるのか心配。復活したら、また入りたいです。
ここからぶらくり丁のアーケードに入ります。ぶらくり丁はとても大きな商店街ですが、これまでまともに歩いたことがありません。
「秋山帽子店」の潔いまでの大きな「帽子」の文字のみのシャッターと切り絵風のファザードがハイセンス。
「中ぶらくり丁」のゲートが見えてきました。あれ?なら、ここは何ぶらくり丁なんだろう?
ここから中ぶらくり丁。
🍋と「コーヒーハウス マロン」と「楽天軒の甘栗」の看板。
これはオーナー全部一緒っぽいですね。
🍋は左のシャッターのおりてる店みたいですが、何屋? もうやってない?
「マロン」はここ? 甘栗屋も兼ねてる?
「和歌山楽天軒ビル」の店舗一覧では「純喫茶マロン」になっています。
「喫茶チクエイ」は中ぶらくり丁の端っこ(入口)にありました。新しい喫茶店なんでしょうか、看板の文字が今風。
中ぶらくり丁のわき道に銀座通があります。
瀟洒なゲートは素敵ですが、明かりがついてないのが少し物足りない。2015年1月に見た時は明かりがついていました(冒頭の写真)。
「いろは劇場」の赤い幟がテンション高めで雰囲気をぶち壊しています。
「キングバー」
「キング」という店名は怪しい歓楽街にありがち。雰囲気も怪しげで素敵です。
これは!?
石で装飾し、アールでくり抜いた奥まった入口。どことなく月江寺の「アポロ」と同じ空気を感じる。もしやカフェー建築? 気になる……
振り返るとこんな感じ。中ぶらくり丁にいつでも戻れますが、戻りません。前へ前へ進みます。
真っ赤な建物が見えてきます。
劇場? 怪しげな路地裏の雰囲気からしてストリップ劇場? それにしては「大漁」が邪魔してるし、どういう事?
(「いろは劇場」は海鮮系の居酒屋でした。なぜ居酒屋なのに「劇場」を付けるんだろう?)
思っていたよりもあっさりと銀座通は終わってしまいました。
で、やっぱり明かりが灯っていた方がいいよね、と2015年1月の写真を見て思うのでした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント