要町って、凄いんじゃなかろうか?
音楽喫茶が2軒もある。
まずはクラシック音楽を流す「名曲喫茶ショパン」。そして、もう1軒はジャズ喫茶の「COFFEE SHOP Demian (デミアン)」。
今回は昨年の夏に訪問したデミアンについて。
東京都豊島区高松1-1-1
閉店
要町の古本屋で本を買ってからデミアンに入った。営業は夜8時までで、たしか、その1時間前だった。
店内にはオーナーご夫婦2人だけで、先客はなし。
流れている音楽は、もちろんジャズ。
ジャズ? 詳しくはないけど好きです。BGM的に静かに流す喫茶店もいいけど、たまに思い切った音量でジャズを流す喫茶店に行きたくなる。
心地よいから。
薀蓄語れなくとも、知識はなくとも、ジャズ喫茶に入りたい。だが問題は敷居が高くて入りにくいこと。そんなイメージがジャズ喫茶にはある。
そう思っているのは私だけじゃないはず。
ところが、デミアンは私のような「ジャズっていいな」程度でも大丈夫かも。もし入れないとしたら、ジャズ的な面ではなく、年季の入った建物の外観のせいかなぁ…。庇にオーラあります。
さて、注文を。壁のメニューを見ると、チーズトーストセットがあった。これがいい。
「申し訳ありません。セットは2時までなんですよ。本当に申し訳ありません」
わわわわ! すごく腰が低い店主。ジャズ喫茶のマスターというと慇懃なイメージがあったが、先入観? 考えを改めた方が良さそう。
単品でチーズトーストとコーヒーを注文した。
す、スゴイ厚み。チーズたっぷりで、口に入れるとガーリックがきいてるようだった。美味しい。好物のオリーブがついてるのも嬉しい。
コーヒーカップが素敵。もちろんお味も。
キャラバンコーヒーの赤い缶が、店内のいいアクセントになってます。
ところで、いきなり話が飛ぶけど、皆さん、読み終わった本はどうしていますか?
私は一定期間過ぎたら、古本屋に売るか、捨てる。でないと、置き場所に困るから。そんなんで、以前読んだ本をまた読みたくなったら、再度買い直しています。
今回デミアンに入る直前に買った本は、以前何回か読んだもの。
趣味がバレるのは恥ずかしいので、タイトルは伏せるけど、ここで読むつもりで買った。
…でも、ジャズに聴き入るうちに本を読むのを忘れてしまった。
それから何ヶ月か過ぎ、年も明け、今度は名曲喫茶の方に行ってみた。その後で、音楽三昧でジャズを楽しもうと、再度デミアンへ。
ところが、うっかり定休日。
もし営業していたら、ホットケーキが食べたいと思っていた。昼間にジャズを聴きながらなんて素敵、と。
また時間を見つけて来よう。
ちなみに、店名のデミアンですが、ドイツの作家へルマン・ヘッセの小説が由来らしい。
看板がドイツ国旗なのも納得しました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
むらた
2018/02/12 URL 編集
エムケイ
特に理由もないのですが、ここは閉店しないと思ってました。
2018/02/12 URL 編集