東京都中央区日本橋人形町1-7-7
レモンという喫茶店が人形町にあると知り、 絶対行くと決めてはいたんですが、何かの雑誌で平日のみ営業で それほど遅くまではやっていないと知りなかなか機会がなかったんですが、 たまたま平日昼に行けたので、行ってきました。
人形町駅から甘酒横丁に出、有名店「快生軒」を素通りしレモンに向かったんですから 私の気合の入れようも相当なものです。
「快生軒」が外から見てもお客さんでいっぱいだったのに比べ 近くにあるというのにこちらは忘れられたようにひっそりしてました。
看板が出ていたのでほっとしました。休みじゃなくてよかった。 このドクターペッパーとコカコーラの看板、妙に心に響くなぁ・・・。
ドキドキしながらドアを開け店内に。大きなコの字型カウンターのみ。テーブルはありません。 70歳以上と思われるマダムがカウンター内で、たった1人の若い男性客にカレーを出していました。 背の高い椅子に座りメニューを見、タマゴ野菜トーストと珈琲を注文しました。
するとどこからともなくマダムよりずっと若い女性が入ってきて、 フライパンに火をかけ卵焼きを作り始めました。 卵を焼く良い匂いが食欲をそそります。 そしてマダムはパンにバターを塗る。 カウンターからその共同作業がよく見えます。 ほどなくトーストが目の前に置かれ、すぐに珈琲も届きました。
トーストは4等分にされてるもののパン2枚分。 キュウリ、トマト、卵焼きを間に挟んだもので、出来立てのほかほかでとても美味しかったです。
すぐにトーストを食べ終え、カウンター内のテレビで「いいとも」が放送されてたので、 それを見ながら珈琲を飲みました。 カレーを食べ終えた男性客が帰ってしまったので、 私とマダムの2人だけ。 マダムも一息ついたのか椅子に座って一緒に「いいとも」を見てました。 すごくのんびりした雰囲気。 平日のお昼時ってことをつい忘れてしまいそう。
窓際の薄い黄色のレースのカーテンには大きな水玉模様。 これって絶対レモンをイメージしてますよね。 その隙間から見える外の風景がとっても夏っぽくて良かったです。
実は食べ物の写真がありません。 なんとなく店内の写真を撮るということが場の雰囲気を壊すんじゃないか? と思って(そういう雰囲気でした)、店内の写真は撮らないつもり・・・
だった。でも、とっても素敵な店内で、やっぱり・・・と思って、 お会計して帰り際に「店内の写真撮らせてもらっていいですか?」 とマダムに聞いたところ「どうぞどうぞ、ご自由に」と言われ、写真を撮らせてもらいました。 私が写真撮ってる間マダムはやっぱり座りながら「いいとも」を見ていました。
喫茶 レモン マッチ (2011年12月) ※画像をクリックするとマッチ側面が見れます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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