神戸で初めて純喫茶巡りをしたのは昨年11月。
京都などもそうだが、有名店が集まるエリアはそこだけ集中して回ると効率が良すぎてすぐお腹がいっぱいになってしまい、後半は楽しいよりも苦痛になる。今は珠玉がまばらなそこそこのエリアを優先し、王道の密集地は繋ぎでもいいんじゃないかと思っている。この日も大阪ついでに足を延ばしたという次第。
ただし選ぶ店は超有名店、新開地にある「エデン」。
兵庫県神戸市兵庫区湊町4-2-13
なんとなく知った気になってたけど、実物は少し違った。
想像と違った点・その① 路地裏ではない!
木々で店先が鬱蒼としていて、どこか艶めかしいイメージを持ってたので、秘密めいた立地にあるのかと思いきや、まさかこんな思いっきり駅前の大通りのそばにあるとは!
その割になかなか見付けられなかったのだけど…。
目玉というか日の丸のようなアイコンがポールになった看板は素敵。
ファザードとはデの濁点の位置が違うんだね。
想像と違った点・その② そんなに広くない!
エデンと言えば楽園。楽園といえば広い。そこそこの大箱だと思ってたけど、そうでもなかった。
しかし赤地にゴージャス模様のクラシカルな椅子が重厚で、木製の凝った背もたれの椅子、木目調の使いこまれた床など、年季の入った純喫茶ムードはしっかり味わえた。
BGMはバロック音楽。
歩くと床がギシギシ鳴った。
オーレをいただく。
オーレはカフェオーレのこと。この後入った店でもお店の人がオーレと呼んでた。他の地域ではオーレはカフェとセットでカフェオーレが普通なのにオーレ単独。神戸の特徴なのだろうか?
ずっと賑わっており満席になり入れないお客さんもいながら、閉店時間の18時まで残り30分でもギリギリ滑り込むお客さんもいた。
地元の人に愛されている良い店なのだが、ストライクゾーンからは少し外れる。
こんなにお客がいなくてよくやっていけるなと思わせる寂れた腐りかけが、私の好みなのだ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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