東京都荒川区荒川3-63-2
三河島に来るたび気にはなっていた。
喫茶店には日曜日休みの店も多いが、こちらは日曜日も営業してたし、大体どの時間も開いてた。
古い店のはずなのに外観は新しく、ガラス張りで中も見える。さほど惹かれないし、なんとなく入った気にもなっていた。
急いで入らなくてもいいかも? ずっとスルーし続けてきたが、ある日急に思い立って入ろうとしたら閉まってたことがあって、あれ~? もしかしたら、いつの間にか、「いつでも入れる喫茶店枠から外れているのでは?」と焦り、襟を正して訪れることにした。
これは完全にあなどっていた。
タイルが凄い。素敵。
壁を埋めるタイルは、一枚一枚表情が違う。霜降り模様みたい。程良くムラになってて、一堂に会すると立体感が生まれる。シルクロードかな? らくだを引く商人のレリーフになっていたり、細部が凝っていた。
金属製の葉っぱ(楓?)のレリーフも良いアクセント。
椅子の背もたれも葉っぱだろうか。ユニークな形状。
間近で見ないと、ここまで良いことに気付けなかった。
あと、意外に広いのね。完全に窓辺しか見てなかった。奥行がかなりあり、考えてるのの3倍くらいの広さだった。旅先だと入れる数に限りがあるから仕方ないけど、これからはピンと来なくても近場なら極力入るようにしよう。(^_^;)。
ランチの高菜ピラフにはスープ、サラダ付。小刻みで野菜たっぷり詰まったサラダは、ドレッシングが選べる。ゴマドレッシングでお願いする。サラダが充実してると出来る店という気がする。
食後にアイスティー。
良い音でクラシックも流れているし、居心地も良し。
ところが、15時になったら、ピタッとBGMがなくなり無音になった。もしかしたら無音が蛍の光の代わりなのかも? 無言のプレッシャーを感じ、お会計をしにいくと、そろそろ閉店というムード。ランチ終わり次第終了というスタイルなのかしら。
米子でも喫茶アイリスに入ったが、それはこの1週間後だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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