花屋の奥にある併設喫茶に違いない。
誰もそんなこと一言も言ってないのに、事前に見た外観写真から勝手にそう決めつけていた。マダム喫茶なのかな? あまり惹かれないなあ…なんて思ってた。
東京都大田区南馬込5-40-7
西馬込駅前から坂を下る。馬込文士村商店会なる、どこか口に出すのは気恥ずかしいネーミングの商店街。
しかし実際は花屋ではなく、花がたくさん置いてある喫茶店だった。
この日は死ぬほど暑く、キリリと冷えたクーラーが心地良かった。夏場はこれだけで好感度がグッと上がる。
椅子は超普通だし、庶民的。日常使いの町喫茶である。こう書くと、あまり良くないと思われるかもしれないが、個人的には好きな部類。
窓からのぞく色鮮やかな花とグリーンが南国テイスト。
BGMがハワイアン。ハイビスカスの花もあったし、ハワイ好きの店主なのかしら?
天井は深い青。
メニューは額に入って壁に掛かっていた。
白地にネイビーのシンプルなメニュー表は、シンプルだけどセンスあり。
夏はよく頼んだな~ ここでもレモンスカッシュ。
テーブルに置いてある怪獣からライターを引っ張りだすと、
あしたのジョーだった。
机にライターがあっても古いマッチを隠し持っているのが喫茶店である。もしかしたら、メニュー表と同じセンスの良いフォントのマッチがあったりして?
「もう50年になるけど、昔はマッチ作ったねぇ」
という事はマスター!
「全部捨ててしまったよ」と満面の笑みを浮かべてのお返事。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント