新宿から南常盤台に向かう途中、バスの窓から見かけた喫茶店。
スーパーの隣にある、ちょっとだけクールな外観の「SOMETHIN' ELSE(サムシン・エルス)」。
最寄り駅は新中野になるのかしら。でも駅からまともに歩く気が起きないような場所にあるので、バスだからこそ行けたというか。「英梨座」から直行した。
東京都中野区中央5-14-1
この店名はジャズ好きな人だとオッとくるらしい。
もしかしたらジャズ喫茶かもしれない、なんて期待しながら入店。本気のジャズ喫茶だとこわいが、ジャズを流している喫茶店は大好き。
ちょっと驚いた。
外観からある程度いい感じだとは思っていたが、それ以上。パーテーションやライトなどモダンとスタイリッシュが融合し、カフェがらみの喫茶店といった趣。
入店時は空いていたので撮影はこのときがベストタイミングだったが、いきなり撮影許可を求めるのも無粋な気がし、場の雰囲気を楽しんでいたらあっという間に混んでしまいそれも叶わず(純喫茶巡りあるある)。で、こっそり撮影。半端な写真で魅力はあまり伝わらないかも。
店頭にはモーニングサービスの案内が出ていたが、さっき英梨座で食べたばかりなので飲み物を。
アイスミントティーを注文。
てっきりミントの葉っぱが浮いてるのかと思いきや、何もない。同行者のアイスティーと見た目がまったく一緒なのはどういうこと(笑)?
きっと見えない形でミントエキスが注入されてるに違いないと、ストローで一口吸う。
えーー! 全然ミント感ないんだけど!
…ま、そこまでミント好きというわけではないので、そこは黙っておいた。
あ、そうそう。店名からジャズを連想させるということは前述したが、実際に流れていたのはJ-WAVE。
なんだかこだわりが強そうで、意外とそうでもない店で拍子抜けしたのだが、奥の棚にずらっと並ぶ漫画には非常にこだわりがあった。怖い位に。
だってこんなのあるんだよ。
『蔵六の奇病』(日野日出志)
何を隠そう、私も以前持っていたが、実家に置いていたのを処分されてしまい、いつかどこかで読みたいと思っていたので、このタイミングに運命を感じた。
短編でもあるし、せっかくの機会なのでじっくり読んだ。
表紙はこんなだが、悲しく独特の抒情的な美意識が貫かれており大変深い話。後世に語り継ぐ名作である。ただ、かなりの影響力があり、人によってはトラウマになりかねないので、デリケートな方は読まない方が良いかも。
他にこんなのも。これは読んだことないけど、ちょっと表紙がヤバいな……。
もし再訪問する機会があって、気持ちに余裕があったら読んでみたい。
混み合ってきたのでそろそろと店を出たら、モーニングメニューからランチメニューに変わっていた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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