東京都小平市小川町1-877-2 (鷹の街道・創価学園前)
※閉店
営業してるかどうか。人の気配がない。1週間前通りかかったときは中からオレンジの光が漏れ、入口には自転車がたくさん止まり中は賑っているようだったのだが。果たして…。
緊張しつつ、ドアに手をかけると、開いた!
でもお客さんは誰もいない。電気もついてない。そしてお店の人もいない。
とりあえず隅っこのテーブル席に座った。カウンターの奥からマスターが顔を出し、電気をつけてくれた。
昭和30年~40年代風。オレンジの照明がいい。
壁紙の模様などレトロな要素満載。
椅子にはクッションやシーツがかかって、どこかのお宅のリビングのようで、雑然としていて統一性なし。漫画がたくさん本棚に詰まっていた。
そして、幼児向けのオモチャがたくさん置いてあるのが、ものすごく印象的だった。もしかしたら、お子さん連れのお母さんが集う純喫茶かも?
白いレースからオレンジと黄色のストライプの庇がのぞく。
テーブルに置いてあるメニューを見て本気でビックリした。どれもこれも安い。パフェの種類が多くALL300円台、トースト150円、ナポリタンとミートソースは350円、コーヒーは200円台。利益あるのか心配。
プリンアラモードを注文。
奥からトントンと包丁の音が聞こえてくる。フルーツをカットしているらしい。10分くらいは待ったかな? その間本棚から選んだ「海のオーロラ」(里中満知子)を読んだ。懐かしいーー!
これがプリンアラモード380円。サクランボが乗れば完璧なビジュアル。梨、バナナ、ミカン、パイン、桃のフルーツたっぷり。プリンはかなり大きい。アイスクリームも付いてて、ボリューム満点。生クリームは甘さ控えめ。美味しかったです。
ふと壁の掛け軸が目に入った。子供っぽい字で、「おじさん、いつもおいしいパフェありがとう」と書いてあった。
この床もショーケースもなんだか懐かしいな。
オレンジの扉もまたなんとも素敵。
「昭和30年代の店ですか?」とマスターに質問。
「いえ、昭和50年代ですよ」。意外に新しかった。値段がすごく安いのでそう伝えると、「昔から値段変えてないからね」。
こうなったら勢いでもう1つ! 「マッチありますか?」と聞いてみた。
「いや、前はあったんだけど、うちは全面禁煙だから、マッチ配らなくなったんだよ」
なるほど、子供のオモチャ見てれば分かります。
「でも1個くらいはあったかな?」と引き出しをゴソゴソ。マスターお手間かけてスミマセン!!!
出てきました。いただきました。ありがとうございました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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