【御殿場】コーヒーハウス ベル（Coffee Bell）

隣の司旅館とオーナーが一緒だということはすでに述べた。

公式ホームページにベルの営業時間は10：00～と記載されている。

ところが一度目は10：30だったのに、ドアは固く閉ざされていた。

これまでの私ならとっくにめげて諦めてしまうところだけど、上総湊の純喫茶富士の成功体験が心の拠り所になっていた。万一の可能性に賭け、30分ほど近くの歓楽街を散策し時間つぶし再度トライ。

（電車が1時間に1本なので他に移動できなかったという現実的な理由もあったが）

頼むよ～～～！

わあ！　明かりがついてる！

いつの間にか平然と営業していた。

営業中のプレートも出てるし。…ってこれは、さっきもあったか（笑）。

昭和的な正しいメニュー表が素敵。★印がアメリカンぽい。

デイリシャス？　う～～ん、なんか違う気も。ま、いっか。

やけにリアルなベルのイラストがいいね～～

ドアを開けると、ハッと息をのむ白さ。

まるで雪化粧をしたような光景が眼前に広がる。白いカバーに覆われた椅子が清く正しく整列していた。

富士山のお膝元だけに、山頂の冠雪をイメージしてしまう。考え過ぎだろうか。

パーテーションを隔てた向こう側のカウンターの棚は連続アールになっており、赤いキャラバンコーヒーの缶が並んでいた。

角丸の大きな窓からは陽光が燦々と射し込む。

ジャズが流れており、雰囲気抜群。

メニューにはベルのイラスト。看板のリアルさに比べると、適当な感じ（笑）。

ざっとメニューに目を通したが、コーヒーも単にブレンドだけでなくストレートコーヒーも揃えている。こういうときは何を頼むのがベストか？　

本日のストレートサービス　モカ・マタリに決定。

スッキリして飲みやすく、とても美味しかった。やはり富士山麓だけに、水は富士山の湧水を使っているのかしら？

（富士山天然水を水素水にして提供という記載があった）

コーヒー三種類の飲み方

コーヒーの飲み方に関するレクチャーだが、これを見ると全部仕事が基準になっている。仕事前なのか、途中なのか、後なのか。

私の場合だと、仕事の途中かな。ランチの後は必ずコーヒーを飲む。※純喫茶巡りは週末のお愉しみで一種のイベントと化しているので、それ以外で。

もし順調に一度目で入店できていたら、11時24分発の電車に乗る予定だったが、もう間に合わないので１本後になる。

帰り際にさっき来たとき閉まってたけど、営業時間は何時からなんですか？　マダムと呼ぶには若い女性に聞いてみると、いつもは10時からだけど、今日はちょっと間に合わなくて…というユルい返事が返ってきた。さすが純喫茶！

遅れたってなんだっていいよね。結局入れたんだし。それに何といっても、とても素敵な純喫茶なんだもの。すべてが許せてしまう。

御殿場に来て本当に良かった。