東陽町には純喫茶がない、と思っていました。
これまで仕事で何度か来てるので、探したことはあります。わざわざイースト21にも行ったり。でも、再開発の匂いは感じ取れましたが、純喫茶は見つからず。その時は結局サイゼリヤに入ったのでした。
この日は久しぶりの東陽町。ふと駅前交差点に目をやると、ありました!
スモークガラスには「COFFEE & PUB 峰」。
東京都江東区東陽3-28-9 1F (東陽町駅前交差点)
閉店
迂闊でした。数年前から視界に入っていたはずなのに。小奇麗な駅前の印象から「あるはずがない」と勝手に決め付けていました。反省せねば。
それにしても、閉鎖的かつ胡散臭そうな外観。
そして、「&パブ」が激しく気になる。
塗りが剥げた木枠の食品サンプルケースは相当年季が入っています。傘立てはメリケンサックみたいだし。ちょっと怖い。
でも看板はハッキリと「コーヒーの店」と言い切ってるので、大丈夫…かな? 恐る恐る入店。
が、そこは絵に描いた様な純喫茶空間でした。
窓際では年配サラリーマンが打ち合わせをしているようです。なんてことはない、新橋辺りのオフィス街でよく見る風景です。
思ったより広さがあり、どこにしようかキョロキョロ。ゲーム機テーブルもちらほら。でも座り心地を考えて、今回はパス。一番奥のゆったりした普通のテーブルにしました。壁一面が鏡になっています。
王道の内装は、純喫茶ファンの期待を裏切ることはありません。
柵のモチーフは剣でヨーロッパ風。そこにイミテーションの植物の蔓がぐるぐると絡まっています。背の高い観葉植物もあちこち配置されていて、目隠し&癒しのW効果を発揮。
そばの壁には、店名の由来だろうか。山峰らしきライトパネル。電気がついてないのは残念ですが、ニュー新橋ビルの「純喫茶 フジ」みたいで嬉しくなります。
エビピラフがすごく美味しかった。なんでだろう?説明できないけど…。マッシュルームが決め手なのかな?とにかく美味しかった。
手ぶれにも程がありますが、コーヒー。こちらも美味しかった。
「&パブ」の事はすっかり忘れて、すっかり寛いでしまいました。特になにか変わったものがあるわけではないけど、それがいいのかも。
気がつくと、サラリーマン客が続々と入店。ゲームテーブルまで埋まり、一瞬満席に。お店のおばちゃんは大忙しでした。みんな良い店は知っていらっしゃる(^^)
峰はサラリーマンの聖地でした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
地元民
2020/08/30 URL 編集
エムケイ
もう一回行きたかったです。
2020/09/02 URL 編集