北松戸駅前の「微巣登路(びすとろ)」が閉店しました。
千葉県松戸市上本郷905 ワタナベビル2F
建物老朽化のため2023年6月25日閉店
常磐線沿線ではかなり私好みの喫茶店だったので非常に残念です。
朝でも夜みたいなムード。悪い相談をしたくなる気怠い空気が漂っていました。シックで重厚な色合いのオーソドックスな内装。一つ一つのテーブルも無駄に広くて、ゆったりした席の配置。駅前でこんなに広くていいのかしら? 贅沢な空間に身を任せ、至福の時間が過ごせました。目的もなくただそこでダラダラ過ごす、老若男女誰でも気軽に入れる「人種のるつぼ」みたいな雰囲気も良かった。
初めて訪れたのは2018年。
当て字は純喫茶の店名のお約束ですが、なぜよりによって「ビストロ」を選んだ? 純喫茶度が下がります(^_^;)。ずっと後回しにしてたんですが、いざ来てみると純喫茶度が高くて好み。もっと早く来れば良かったと後悔したんですよね。
その後、松戸や常磐線の喫茶店巡りの合間に2回入りました。見逃してた年代物のジュークボックス、バーの雰囲気漂わすカウンターも3回目の訪問で確認、写真も撮らせてもらいました。駅前ならでは、かつては待ち合わせで重宝したであろう電話ボックスもあり、昭和の純喫茶の雰囲気を存分に味わえる空間でした。
改めて閉店は残念に思います。北松戸に行く楽しみがなくなりました。
※初訪問(2018.11)は過去の記事をどうぞ。今回の記事は1年後の再訪問、さらに1年後の再々訪問の記録です。
階段を上る時イヤでも足をとめる「ボディビル」
1年後に再訪問した時はこうなっていました。
…というか、5Fにボディビルがあったの?
午後3時半、西日が差し込み眩しいほどでした。天井からぶら下がってる造花のくす玉は定期的に変えてるようです。どのタイミングで変えていたんでしょうね(^_^;)?
オヤツの時間だもの。プリンと紅茶ダージリン。
プッチンプリンみたいなぷるぷるプリン。
長居歓迎ポットの紅茶。
各テーブル設置「飲むヨーグルト」とクリームチーズケーキ」の▲メニュー。色あせてレトロ。
ショーケースにぶら下がっている営業中の札の「ビストロ」に少し違和感。別の店みたいです(^_^;)。やっぱりここは「夜露死苦」のノリで「微巣登路」で統一して欲しい。
当て字に意味なんてありません(決めつけ)。強いて言えば「巣窟」を連想させる「巣」。
発色の良い食品サンプル。
自動ドア
開店直後なので先客はいませんでした。
ここぞとばかりに壁際の広いソファー席。
夕暮れの風景のジグソーパズル。
ジュークボックスのそばの席に座りました。過去2度の訪問では見逃してました。
ジュークボックスがある喫茶店に外れなし。
たしかもう使ってないとおっしゃってたような気がする。メンテナンスも大変そうです。
スターダストメモリ(小泉今日子)、サンドベージュ(中森明菜)、恋におちて(小林明子)、悲しみにさようなら(安全地帯)。上がA面、下がB面なんでしょうか。両面あるジュークボックスを初めて見ました。
喫茶店よりもバーの雰囲気のカウンター。
まるで夜10時の風景です。
サントリーオールド? 随分大きいけど…
モーニングも夜の雰囲気。
トーストのジャムとバターのつけ方が独特。
平日は深夜2時まで、日祝22時30分。てっきり昔の営業時間だと思い込んでました。いくらなんでも、今時そこまでやってる喫茶店ないよね? いや、それも都会なら分かりますが、北松戸は中途半端です。昔大量に印刷した伝票を昔の営業時間のまま使い続けてるのかな、と。そういう純喫茶多いじゃないですか(^_^;)? どうやら現在も遅くまで営業してたみたいですね。
常連客ですら何も見ずに書けない難字の「微巣登路」。
隣のパン屋さんに入っていくママさんの姿を目撃。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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