目黒寄生虫館に向かう途中、こんな原色の看板を見かけました。
東京都目黒区下目黒2-20-26
(JR目黒駅西口より「目黒通り」沿い。「目黒新橋」を越え、「大鳥前商店街」にあります)
※閉店(2013年8月下旬~9月上旬?)
まるで風俗店・・・。でなくともキャバクラあたりをイメージしてたんですが、
「営業中 珈琲」の犬と目が合う。
もしや、これは純喫茶? 古めかしい純喫茶!!!純喫茶!!!に違いない!!!!!!
地下でもあるまいに、中が覗けなく不安は募るけども、 「営業中」って書いてあるし、 なんだか怪しげでかえって興がそそられました(笑)。
入店してみたところ、テンション急激にUP!!! 赤いビロードのソファ、クラシックなプチお城タイプな内装。 壁の絵なんて西洋絵画。まるでボッティチェリのようなデカイ絵が飾られてる!!!
極めつけは水槽。 (水槽の後ろに並ぶ酒瓶は見えますでしょうか?)
池袋の「伯爵」にも通ずるバブリーテイスト。 伯爵はカラフルな熱帯魚でしたが、こちらは小魚系でした。 (グッピー?)
そして奥に奥に進みますとやや個室風に区切られた箇所に 団体さん向けのテーブル席があります。 (ちょうど水槽の近く)
ここがなんだか胡散臭さMAXで、 柄の悪い団体さんを一般客と区別するのにうってつけですね。 あくまでも私の想像に過ぎませんが。 せっかくなので、私もこの奥の胡散臭いエリアに座ってみました。
メニューを見るとナポリタンを始め色々食事系はあるよう。 (薄暗いので手ぶれがヒドイ!!!)
けど、無難そうなとこで、ホットケーキとブレンド(850円)を注文しました。 ホットケーキになぜか楊枝が刺さってますが、必要はなさそうに思えます。
ところがまったく期待してなかったにも関わらず、 このホットケーキ、かなり私の舌に大ヒット。 口の中でバターと一緒にふんわりとけていきます。 かなり美味しかったです。
あっという間に平らげてしまい、コーヒーを飲みながら、 この後すぐ近くの目黒区美術館に行く予定だったので、 開催中の「祝祭の衣裳展 ~ロココ時代のフランス宮廷を中心に」を眺めました。 若干厳しくはあるものの、この店もロココ調・・・?(かなり苦しい)。
それにしても時間が半端だったのかもしれませんが、 お客さんは私1人の状態が1時間弱続き、 この店の真の姿が見れなかったのは残念です。 どんな客層が中心なのか物凄く興味があります。
店内の音楽、この内装にふさわしいのはクラシックのような気がしますが、 なんと演歌が流れてました(笑)。 そして、カラオケセットらしきものもチラッと見え・・・。 店名に「COFFEE & PUB」と付いてるので、夜は完全に酒になるんでしょうか? 本業はパブのような気がしてきました。
ほんの短い滞在期間にツッコミ所をいくつも発見してしまい、 案外愛すべき美点を持った店のような気もしないでもありません。
▲出された水 こぼれる寸前です。表面張力でかろうじて耐え忍んでます。
▲ヴィーナスというよりシュガーカットのパッケージに見えて仕方ありません。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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