徳島に来たら、絶対ここは外せない。
見た目は新しいが、実際は古い。1955年創業の老舗「いかりや珈琲店」。
徳島県徳島市通町1-12
徳島の老舗喫茶店いかりや珈琲店
前回のシャガールと同じく、大通りから引っ込んだ目立たない場所にある。
ビルの陰の人も少なく静かな一画。
開けっ広げな店頭では、自家焙煎コーヒーの販売もしており、その奥が喫茶スペース。
かなりの奥行きある店内には、存在感たっぷりのカウンター。
S字を描く美しい曲線。
こうやって眺めると、重厚、茶系。シック一辺倒な印象もあるが、
意外とPOP?
壁と床はカラフルなタイル貼り。
うずまき模様のタイル。徳島だけに、鳴門海峡の渦潮をイメージしているのかもしれない。
花模様も。
何気にタイルマニアの聖地だったりするのかな?(個人的には色がぶつかり合ってる感じもするけど…)
おしぼりにはIKARIYAの店名入り。
さらに広げると、カップを始めとするコーヒー器具のイラスト。これは珍しい。
お手拭きの袋が店名入りなのはこれまで何度かあったが、当然その場合は紙製。オリジナルタオルのパターンは初めて。
う~~~ん、これは欲しい(^_^;)! 後で売店を見てみよう。
そろそろ何か軽いものをと小倉トースト。美味しい!
コーヒーは癖のないスッキリ系。
BGMはシックにジャズだったが、それをかき消す勢いで賑やかなお客さんのお喋り。徳島で入った喫茶店の中で、お客さんは一番多かった。
マスター以外に女性店員が2人。いくらなんでも多すぎない(^_^;)?
女性店員のうちの1人に、「写真を撮らせてください」と声をかけると、「こちらもどうぞ」。慣れた感じで奥の奥に案内された。
なんと、客席はまだあった。こちらにも入口あり。そこそこ広いと思ってたら、かなり広い店だった。これなら3人いるのも納得。
壁にはモノクロの写真。昔のいかりや珈琲店だった。結構変わったのね……。昔の方が好み。
おしぼりのタオルが欲しかったけど、現在ある限りで販売はしてないとのこと。
代わりにお土産として購入したのは、「カップでカンタン コーヒーゼリー」。お湯を注いで冷蔵庫で冷やすだけでコーヒーゼリーが作れるものだが、さりげなく特許番号の記載あり。
老舗といえども、未来を見据える抜かりない喫茶店だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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