水戸ではベンツの前後に2軒ずつ訪問しているが、今回は割愛。
機会があればいずれ。
その代わりに、以前訪問した「Coffee Room フィンガル」について書き残しておきたい。
茨城県水戸市泉町1-3-22 Lily SquareビルB1F
閉店
アート関連の学校(?)が入居しているからか、ビル自体どことなくアートの匂いが漂う。
シャガール、アンリ・ルソー、
うーんこれは誰だろう? 分からないパス、ピカソ?、ルオー。
地下へ下りる階段脇の壁には、著名な画家の絵画が飾られている。
喫茶らしからぬ雰囲気の扉から中に入ると、そこに広がるのはスタイリッシュな空間。
床は黒と白のツートーン。
BGMはそれに相応しいジャズ。
創業1975年。純喫茶黄金期に誕生しているにも関わらず、当時の流行の片鱗がどこにも見られなかった。古臭さは微塵もない。それでいて、地に足がついたどっしりとした風格があり、ポッと出の店とは一線を画する。
画廊喫茶の一種で、壁には絵画が飾られている。
客寄せもあるのか、階段の絵が著名なのに対し、店内の絵は知らないものばかりだった。全体に照明を落とし気味にしていることもあり、絵画がそれほど主張しているわけでもないので、画廊喫茶をさほど意識させられることはなかった。
空間が大きく3つに区切られており、それぞれに趣が異なる。カウンターは白い椅子、壁際は赤と青の椅子が交互に並ぶ。
ミッドセンチュリーな感じ。
その奥の柱で隠れた空間には、渋い赤の皮張りの椅子。
ライトアップされたショーケースの中には、フクロウのグッズがぎっしり。入口にも大きなフクロウが立っていたが、お店の方はフクロウが大、大、大好きらしい。
フクロウには不苦労といった意味もあるし、縁起も良いしね。
レアチーズケーキとコーヒー。
お店のママさんは大変気さくな方で、カウンターに座る知的な紳士と一緒に、茨城県の県民性について話した。
その内容については覚えてる部分もあるが、ほとんど忘れている。貯蓄率が高く、保守的とかだっけ? 茨城と言えば有名なのにヤンキーの話は一切出なかった。⇒(参考:茨城のヤンキー)
今回の「青春18きっぷの旅2016夏 Vol.1」ではフィンガルも候補に入れていたが、未訪問店を優先してしまい、看板を見かけつつもスルーしてしまった。私は小者だな(笑)。
前来たときにはあった創業1969年の「ユニバース」は閉店したのか、なくなっていた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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