我が身を振り返るとつくづく浦安とは縁がない。
というより以前仕事で行ってた東陽町を除き、南砂町、葛西といった東西線はどこも全然というのが正確なところ。
ところが浦安にある「喫茶 さくら」が良いと聞き、このたび初浦安。
千葉県浦安市北栄1-15-25
この日はメトロの一日券を利用しての純喫茶巡り。
私の勝手な思い込みで、これまで利用範囲は東京都内限定だと思い込んでいたがさにあらず。メトロの沿線なら都外も使える。もちろん千葉県、浦安も可。
そうと知れば極力遠くまで行き最大限の元を取りたくなるもの。腹いっぱいにも関わらず意地汚く元を取らんとする食べ放題と心境は一緒かも。
肝心な浦安駅周辺は思った以上に庶民的。パチンコ屋もあるし、ごちゃっとした雰囲気もあるし、浦安=ディズニーといったステレオタイプなイメージはすぐに消えた。
温泉地とかにありそうな昭和チックな外観。入口から覗くスモーク越のゴージャスシャンデリアに期待感高まる。
店内入るとすぐ階段があり、2階にも席があるのかしら?と期待すると、実は不動産屋に行くためという少し変わった造り。
だが内装そのものは至ってまっとうな奇をてらうことなしの王道ゴージャス。一面鏡ばりになっていたり、ゴブラン織りみたいな模様の壁などあったりするが、ゴテゴテ下品な感じでもなく、やり過ぎない程度で品よくまとまっている。そこそこ大箱でもある。
不動産屋の応接室としての役割も一部担っているのかも、と穿った見方をしてみる。
こういう純喫茶の嬉しいところは1つ1つの席が広々しているところ。隣の椅子を荷物置き場にもできるし(店側としては有難くないだろうが)、隣のお客さんも気にならないし、何時間でも居座れそうな雰囲気がまさにオアシス。
近年貴重な存在となりつつある、”談話室”タイプ。
”O・MO・TE・NA・SHI”に少しだけグッときた。
日替わりのストレート珈琲のサービスもあり、この日はコロンビア。
お昼時に入ってしまったため、ランチタイムのピーク。食事をするお客さんで賑わっており、お店の人も忙しそうだったが、手抜きなし。390円ながらそれ以上の価値ある美味しいコーヒーだった。ここは当たり!
最近は大箱に入るとメニューにアルコール類があるかをすかさずチェックするが、ここにもビールがメニューにあり、枝豆、鳥の唐揚げ、フライドポテトを始めつまみも充実。
いつかここで純喫茶飲みできないだろうかと思いを膨らませるのだった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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