ティーサロン都に入る前に湯田中温泉街をぐるりと歩いた。
物凄くレトロというほどではないにせよ、盛り上がるポイントが何箇所かあったので、順番に写真を貼りつけていこうかな、と。
まずはこれ。
ゲートの先に、外観だけでいえば目的の純喫茶よりも強烈にレトロな建物を発見。
お土産屋さんみたいだけど、まるで純喫茶みたいな外観!
物憂げな女性のシールとか、あとはボコボコに装飾を施した庇。その道のマニアは装テン(装飾テント)と呼ぶらしい。
まさに装飾。ここまでデコラティブだと、庇なんて実用的な単語よりも装テンこそが相応しい。
地元の人の日用雑貨全般も扱っていたみたいね。
湯田中で一番グッと来たのが、このすでに現役を退いてほったらかされたような廃業土産店。
こちらを載せたいがためにこの記事を書いたので、他はそこまで思い入れはないけども、ついでなのでサラッと流しておこう。
カクカクしたフォントと「白銀」というロマンのある名前の看板。
そっちには行かず、店がずらっと並んでいる方向を歩いてみる。
ポコポコした幾何学的模様が近未来的なファザードが目を惹く洋品店「アオヤキ」(もしかしてアオヤギの濁点取れたパターン?)。
キャッチフレーズの「若さを創る」がツボ。
この短い通りだけで3~4軒の洋品店を見かけた。開いてたのはここだけだったけど、温泉に来て積極的に服を買おうって思う人なんているのかな?
歓楽街や温泉街ではよく見かける、モダンなカフェー建築風の建物。
向かって左が写真館も素敵だけど、怪しいものに目がない私は右の方が気になった。
これは一体? どうやら現役ではなさそうだが、元はなんだったんだろう?
不健全な匂いがする……。
こちらは健全だけどね、中島写真館。宙に浮いた文字がカーブを描いて並んでいる。
キャッチフレーズは「しあわせ写す写真館」。
ポツポツと旅館なんかも見えてくる。
ここはまだやってるのかな? 貼り紙がベタベタ貼ってあるけど。
七が3つで喜ぶだということを先日教わったばかり。「喜久屋(きくや)旅館」と読むのだろう。
ところでなんでゴリラのぬいぐるみが置いてあるの?
銭湯だろうか? それにしては随分こじんまりしているが。男湯と女湯と分かれている。
生保病疫?
洋風と和風折衷なお土産屋さんの看板がファンシー。
坂を上った先は由緒ありそうな老舗旅館があって、それはとても素敵な風情なのだけど、自分とは縁がないので今回は軽くスルー。別の道から駅方面に坂を下った。
こちら側は普通の民家が多く、古めかしい家が多かった。
あれは!? (←すぐこういうものに興味を持つ)
丸窓が独特の雰囲気。入口が塞がれてたけど、今は使ってないのかな?
人気(ひとけ)のない所には、ポツンと看板があって。
おみやげ、射的、ゲーム。
そういえばさっきの上り坂に射的の看板あった。閉まってたけど。この手の店は夜開くのかしら? どうやらさっきの道は温泉街本通りが正式名称らしい。
峠のような見晴らしの良い場所もあったり。
ティーサロン都が見えてきた。この辺は標高がそこそこ高いが、それにしても暑かった。たしか35度近かったんじゃないかな。段々と皮膚が呼吸できなくなるような息苦しさを覚え、救いを求めるように店に駆け込んだ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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