東京タワーの近くにある。
神谷町と赤羽橋の中間という、普段の私の生活とは縁がなく、ただそれはいつもの事なので良しとしても、純喫茶は他皆無、目的はここだけという困った場所に「ニューらん」はある。
それだというのに、私としては目一杯の妥協をして土曜日の純喫茶巡りのゴールデンタイムを何度となくこの喫茶店に捧げてきたが、無情なことにいつも閉まっていた。やっぱり平日に行くしかないのか?
東京都港区麻布台2-2-11 NRビル
神谷町から一本道をひたすら歩くと、圧迫感すら感じる異様なNOAビルという真っ黒な建物を目指し緩やかな坂を上るのもお約束になった。
左手に東京タワーが見えてくると今度は坂を下る。右手のわき道に件の喫茶店がある。
やってるだろうか……? 気が重かった。
というのも、1年前にまさかの臨時休業でフラれているから!
(何を隠そう、前回のフォーク喫茶香林坊→喫茶やまの後に行った時)
だけど、人生そう捨てたものではなくて、
今回は輝かしい、営業中!
入口の前には裸婦の像があって感激。休みの時には見れないので。
ちょっと薄暗い?
業界人風の男性2人の先客がおり、それ以外の半分は電気が消え真っ暗。節電なのだろうか。でもそのせいで実際よりも狭く感じる。
BGMはラジオ。
他にも謎spaceあり。
素敵なポイント発見。
窓ガラスに店名が入っており、蘭の花の模様が施されている。こういうのは大好き。
テーブルの上に置いてある楊枝入れにも。蘭の花だろうか?
ホット水こしコーヒーを注文。
水こしコーヒー? 水出しじゃなくて? いやいや間違ってないから。メニューでは「水こしコーヒー」と表記されていた。入口付近に、たまに喫茶店で見かけるいわゆる水出しコーヒーの装置が置いてあったので、結局は同じものなのではないかと。
そのままブラックで飲んだらあまり好みの味でなかったので、珍しく砂糖とミルクを入れてみたら、いきなり美味しくなった。もしかして、そのへんも計算しての水こしコーヒーなのかしら?
お土産には“オリジナル”マッチもいただく。
お店で作ったマッチはすでになく、その代わりにお客さんが作って置いていったという、お手製のオリジナル燐寸だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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