【山形】喫茶 白十字

山形では、もう1軒の純喫茶も訪問した。

喫茶 白十字

山形・白十字1

喫茶 白十字

山形県山形市七日町2-7-15

こちらは絶対行っておきたかった。

山之内遼氏の遺作『47都道府県の純喫茶』に掲載されている店だからだ。

問題は営業時間。土曜日は営業開始が遅く、11時から。

ただ老舗純喫茶はときとして営業時間より早めに開店する。それを狙い、向かいの山形銀行から目を光らせ、15分前からスタンバッた。

山形・白十字2

だがその目論見はまんまと外れ、開店時間の11時になってもオープンせず。さらに10分過ぎても「準備中」の札がぶら下がったまま。

いつまでも待っていられない!

お店の人には申し訳ないが、待ちきれず入店してしまった。

山形・白十字3

白十字という古典的な店名が示すように、老舗の喫茶店を切り盛りするのは高齢の女性。お客様用の新聞の用意、コーヒーの準備など、開店準備に1人大忙しだった。

店頭でコーヒーの挽売りもしていることだし、ここでコーヒー以外の選択肢もなかろう。

迷わずブレンドコーヒーを注文。

すぐに若いカップルも入ってきた。

店内は細長い造り。カウンターとテーブル3つ(だったと思う)でこじんまりしていた。

目の覚めそうなほど鮮やかな緑の絨毯。装飾控えめのあっさりした内装。ピカピカ綺麗で掃除が行き届いている。

BGMは優雅なクラシック音楽。白十字という店名の喫茶店はクラシック音楽率が高いと思う。

この後は改めて、朝乗り換えのみで素通りした米沢に行く。電車の発車時刻は12:16。そうゆっくりもしていられない。駅から離れているので早めに店を出ないと。

時計を何度も見ながら残り時間を計算し、急いでコーヒーを飲み干す。

店を出るときに初めてカレーがあることを知った。


「福島、山形の南東北2県5市を早足で駆け抜け上澄みをさらう旅」は次回の米沢で最終回。

当初は米沢編は3回に分けて書くつもりだったが、印象に残っている1軒だけレポートして締めくくる予定。

利用金額

  • ブレンドコーヒー

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コメント

あかりのママ

No title
新潟にも白十字ありました、珈琲も食べ物も美味しいいいお店でしたが、惜しまれながら閉店。白十字、いろんなところにありますが、その名を名乗るにはなにか必要条件でもあるのかなと思いました。オレンジの看板魅かれます。

エムケイ

>あかりのママさん
新潟の白十字。
閉店は残念でしたね。
今、新潟でその後を担う存在の純喫茶がないように思えます。

白十字、私が喫茶店巡りを始めたばかりの頃は東京にももっとたくさんありました。
それなりの歴史がある店という共通点はありますが、店内の様式に共通点はないように思えます。
確証はありませんが、当時の流行りの店名だったのかなあと思ってます。
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エムケイ

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