典型的な純喫茶とは少し違うが、とても素敵な店だった。
個性的でモダンな外観からして予感はあったが、店内も期待を裏切らず。空間が区切られていて、高低差があり、座る席で見える景色が違う。インテリアも年季が入ってて、しっとりと落ち着けた。
東京都豊島区巣鴨1-20-13
※2016年12月28日閉店
記事のタイトルには【巣鴨】と付けているが、駒込から向かった。
交通費の節約がその理由。
この日は東京メトロ一日乗車券(現在は東京メトロ24時間券)で純喫茶巡りをしており、巣鴨は都営なので、駒込駅を利用。
看板にもセンスがある。
キーコーヒー、コカコーラ、UCC等大手飲料メーカーのロゴは、それが喫茶店だと認識する手がかりとなるが、こちらにはその手のものが見当たらなかった。喫茶店経営の裏事情は分からないが、メーカーロゴを入れることによって、看板の製作費も安くなると思うので(多分)、完全独立系の看板にするのは、余計なものでデザインを損ないたくないという店主のこだわりだと思っている。
入った瞬間思ったのは、南欧リゾートのカフェ。
そして洞窟。
光と影?
カフェといえばカフェだが、純喫茶といえば純喫茶。そういう分かりやすいカテゴリーにおさまらない、レトロとも現代的ともどちらとも言えない魅力があった。
それでも純喫茶だなとニンマリする箇所は、すぐ見つかった。目立つ場所に本棚があり、漫画がギッシリ詰まってるところ。せっかく完璧にオシャレなのに、雰囲気を自らぶち壊しているのである(きっと常連さんの要望なんでしょう・笑)。
個人的見解では、新聞(スポーツ新聞等オヤジ系ならさらによし)、文春・新潮・女性自身などの週刊誌、漫画が純喫茶、写真集、ファッション誌等オシャレ雑誌をディスプレイ的に置くのがカフェのイメージがある。完全に偏見だけども。
1・2階は吹き抜けになっており、見上げると2階の壁にダーツの的のようなものが見えた。
メニューはフード・ドリンク共に種類豊富。
珍しいなと、プラムソーダ。
カクテル始めアルコールも充実していた。夜の雰囲気も素敵なんだろうね。
あと、いつかお店の冠称でもあるスパゲッティーも食べに来たい。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
カカポ
2016/09/29 URL 編集
エムケイ
そんな一軒といえば、本郷のボンナも。
完璧なほどミッドセンチュリーな内装なのに、謎の民芸展示スペースもあったりして。
またそんな一部ぶち壊しスペースこそがいつまでも印象に残るんですよね(^^)
お客様ファースト。納得です。
2016/10/03 URL 編集