パン屋に興味深々な今日この頃。
自家製のくるみパンが美味しい喫茶店「カド」を訪れた。
こちらはパン屋が主体の「ボン千賀」とは違い、喫茶がメイン。だが、看板のくるみパンは店名よりも大きいフォント。これはもはや喫茶に従うというより、主役なのでは?
東京都墨田区向島2-9-9
私情を挟みパン、パン、パン、言いまくっているが、忘れてはいけない。季節の生ジュースも名物。
カドという店名が示す通り、角に位置する。斜め向かいには「純喫茶マリーナ」もある、ちょっとした純喫茶密集地。
すでに外観から予感はあるが、
店内は美意識の塊。
見上げれば見事な天井画。イタリアの礼拝堂みたい。
決して広いとはいえない店内のあちこちには、額に入った美しい絵画。
典型な純喫茶とは趣が異なり、決して真似ることのできない独特の世界観。今では少し慣れたが、初めて訪れたときはあまりに完璧な空間に圧倒され畏怖したほど。
この雰囲気を最大限に引き立てるべく、BGMはクラシック音楽。
この芸術的美的空間を創り上げた店主のお勧めに従い、中身にナスとモツァレラチーズその他を挟んだサンドイッチを注文。もちろんパンはくるみパンを使用。
断面の写真を載せてみたりして。
こちらには何度か訪問しており、一度だけハンバーガーを食べたことがあるが、あまり好みではなかった。ハンバーガーにくるみパンは合わない気がする。
その反省もあり、今回は下手な好奇心は発揮せず、一番人気のサンドイッチにしたが、これが正解!
とにかく美味しい! 中身も色々入っているが、パンの美味しさとぶつからないし、やっぱりこれ(名称が今だに覚えられず)が一番。
活性生ジュース。
若き店主の淀みない説明で、中身を聞いたが、早口でスムーズすぎるため聞き流してしまった(笑)。セロリと蜂蜜が入ってるのは覚えている。
割とクセのある素材を使っているはずだが、いい感じに青臭さが残っていて、私はすごく好き。市販の野菜ジュースはクセのある部分を排除し、口当たりが良く飲みやすいが、私からすると物足りない。この位が丁度良い。
手前は同行者のバナセーキ(とカウンターの手書きメニューには書いてあった)。
バナナを使ったミルクセーキのようなもの(?)らしい。なぜバナナセーキでなく、バナセーキなのだろうか? 一口味見させてもらったが、こちらも絶品。
カウンターにはくるみパンがたくさん並んでいた。焼きたてだとのこと。
とても美味しいので、買って帰ろうかと思ったが、すぐに食べられそうにない。パンの保存はどうしたら良いか訊くと、「冷蔵庫はダメです」。
えっ? そうなの?
常温より冷蔵庫の方が良いと思っていたが、全然ダメらしい。常温もしくは冷凍庫なんだって。そういえば、何度か食べ切れない食パンを冷蔵庫に入れたことあるけど、パサパサに乾燥して、全然美味しくなくて捨てたことがある。
パン好きの方ならそんなの常識かもしれないが、私は初めて知った。
じゃあ冷凍か。買おうと思ったが、この後も回る予定があったので荷物になるかもと見送る。またの機会に。
今度はここでくるみパンを買って、近くの土手で食べるのも良いかも。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
chariot
生ジュースの材料は、ハチミツ・アロエ・セロリ・パセリ・グリーンアスパラ・レモン・リンゴということでした。
パンも美味しかったことを覚えています。
2016/04/28 URL 編集
エムケイ
生ジュースの材料書いていただいてありがとうございます。
アロエも入っていたんですね。
パンはとても美味しいです。
2016/04/28 URL 編集