【豊橋】ホットケーキと珈琲の店 三愛

さて、ホットケーキ3部作も最後。トリを飾るのは、豊橋「三愛」。

庇では堂々と「ホットケーキと珈琲の店」。こちらは純喫茶巡りを始めて間もない頃からの憧れの喫茶店で、念願叶っての訪問となった。

豊橋・三愛1

ホットケーキと珈琲の店 三愛

愛知県豊橋市八町通2-37

思いは強く、深い。

訪問するにあたってはコンディションを整えた。ただ営業時間内に訪問できればよいわけではなく、目的は「ホットケーキと珈琲を美味しくいただくこと」。

朝はほどほど控えめにし(といいつつ、餡トースト食べた)、身も心も状態を絶好調に高め、路面電車を降り、入店。

豊橋・三愛

おお、なんて神々しい焦げ茶空間!

長年使い込まれたであろう、テーブル、椅子、壁、床、柱。カウンターの棚にはコーヒー豆の瓶がずらり。硬派で、真面目な、正統派の珈琲専門店。

豊橋・三愛3

純喫茶巡りをしていると、とかくゴージャズ、奇抜、キッチュな圧倒的個性的な内装を追い求めがちだが、こういう落ち着いた珈琲空間に身を置くときの心安らぐ感じ。これもまた素敵。

ちなみに、この写真2枚で店内をほぼ全部写し取ったといってよい。

とても小さな店で、テーブルは3卓。

2階へ続く階段があったが、どうやら今は使っていないようである。

もうちょっと広いと思ってたのに、想像以上に狭くて驚いた(^^;)。

すぐに8人位の熟年団体が入ってきたが、席がないということでお断りしていた。

豊橋・三愛4

先客が1組いたものの、特等席ともいえる窓際が空いていたので、そこに座る。

窓からも製菓専門学校が見えた。路面電車が通り過ぎてゆく。

ホットケーキも有名だが、それ以上に充実しているのがコーヒー。

メニューには、覚えきれない種類のコーヒー。ブレンドもビックリするほど種類があった。苦味、酸味といった大雑把な括りだけでなく、豆の配合をパーセンテージまで明記してたと記憶している。

といっても私自身コーヒーにそこまで詳しいわけではないので、細かい指定は無理(^^;)。ボードでお勧めっぽくしてるオーソドックスなマイルドブレンド(だったはず?)を注文。

壁にはコーヒーの責任者(?)の名前あり。初めて見た。マスターと娘さんらしき女性がいて、コーヒーはその娘さんらしき方が淹れていた。

豊橋・三愛5

珠玉の一杯は、まさに私の好みど真ん中な味!

もう断言できるね。美味しいホットケーキを出す喫茶店は、コーヒーも美味しい。

豊橋・三愛6

さてお待ちかねのホットケーキが登場。

なんとも神々しい! 美しい焼き色と艶が輝きを放っている。

豊橋・三愛7

横から見ても!

豊橋・三愛8

バターを塗ると、さらに艶感UP!

2人で訪問し、コーヒーは一つずつ注文したが、ホットケーキは私のゴリ押し。1つだけ注文。一応、自分的には1人で全部食べるつもりだったが、2組ナイフとフォークを用意してくれた。

お互い半分ずつ食べたが、味の記憶がまったくない。

味わう間もなく、口に運ぶやいなやするすると喉を通り、次から次へとフォークで刺し、口へ。あっという間に完食。

同行者は普段ホットケーキを食べない、ホットケーキの味が分からない人だが、「これは美味しい! 人気の理由が分かる」と言っていた。

「これじゃ足りないね。1つずつ頼んでも良かった」

そう言い合ったが、もしかしたらこの絶妙な物足りなさも美味しさを倍増したのかも。

近くの先客女子2人組は生クリームてんこ盛りの、なんとかホットケーキ(名称不明)を食べていた。こちらも2人で楽しそうに分け合っていた。

豊橋・三愛マッチ
豊橋・三愛マッチ

利用金額

  • マイルドブレンドコーヒー 540円
  • バターホットケーキ 540円

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コメント

あかりのまま

ここのホットケーキ、美しいです。後光が差して見えました。

エムケイ

>あかりのままさん
後光さしてますね。
ホットケーキの場合、見た目の美しさ≒美味しさ なので、信じて大丈夫(?)ですよ。

大介

やはり三愛でしたか。僕も行きました。
ホットケーキ、見た目から綺麗で、食後感も軽いですよね。

僕は、暮しの手帖の連載を1冊にした「徒歩旅行」という本を読んでいて、文中にあった、レモンスープホットケーキを食べました。生クリームてんこ盛り、は おそらくマロンクリームシャンティではないかと思われます。
珈琲や紅茶の種類が豊富でしたね。珈琲党ですが、何となく紅茶の中からセイロンウバを注文してみたら美味しかったです。

また豊橋に行けたら、今度はシンプルにバターか、小倉を食べたいですね。でも目移りしてしまうかもしれません。マッチ箱も素敵でした。

エムケイ

>大介さん
豊橋とのことなので、もしやと当てずっぽうで書きましたが、ビンゴでしたね。

レモンスープホットケーキ!
そのネーミングだけ聞くと、うわーないない!とすぐ否定にかかってしまいましたが、実際に食べた方の報告をネットで見ましたが、好評のようですね。
そう簡単に行ける距離ではないで次はぜひ、と迂闊に言えないところですが、食べてみたいですね。

生クリームてんこもりのは、マロンクリームシャンティというホットケーキなのですね。
って、さっき画像検索したら、思いっきりあのとき見たホットケーキがずらりと並び、間違いなくこちらです!
あのクリームもマロンクリームなんですね。

マッチ箱は素敵ですよね。
あの素朴で古典的なデザインにもらった瞬間、飛び上がってしまいました。
かなり古いものみたいですが、当時から「ホットケーキとコーヒーの店」を謳っていたのも凄いですね。
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エムケイ

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