野方では、あー!あれあれ! 高いテンションで、昭和的な「なんか気になる」モノをいちいち指さし足を止めながらも、空腹のため、まずは何か食べてからと素通りし、喫茶シェルテで一息ついたところで、逆戻りしながら散策をした。
このうちビビビビッ!ってきたのが2つ。野方文化マーケットと巴里洋品店だった。
まずは野方文化マーケットから。
オレンジと白の縞々の純喫茶風の庇が2つついた雑居ビル、というかバラック? マーケットてことは市場だろうか。覗いてみる。
これは果たして売り物なのだろうか? 値札はないみたいだけど……。
ほとんどの店のシャッターが下りているのは時間が早いせいなのか、閉店しているからなのか分からないが、簡素な蛍光灯だけの薄暗い通路。
なんだか闇市のような雰囲気。横浜市の白楽にある六角橋商店街は元闇市だが、あそこもこんな感じなんだよなー、なんか似てるなーと思った。
うわっ!万国旗! これまでにも古い商店街で何度か万国旗を見てきているが、おしなべて物悲しいのが共通している。
結局何が売ってるのかよく分からぬまま出口へ。左から入って右へ出る。右から入ったら左へ出る。中でぐるっとコの字型になっている小さなマーケットだった。
ここでふっと「文化」について考える。近畿地方出身の人が、長屋のような住居のことを文化住宅と呼んでいたが、この文化はそのへんから来てるのだろうか、と。
もう一つは洋品の巴里。巴里洋品店。
一際異彩を放つ、年季の入った建物。
角を占領している複雑な形で、少なくとも七角形以上。
こう見えて現役の洋品店。ヤッホーROADの顔的オーラが出まくっている。ていうか、こっちの方が商店街より年齢が上だったりして。意外にも店先に人が集まる繁盛店だった。
しかも年寄ではなく、子供や若い女性が品を手に取っていた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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