金沢―小松―福井を回ったのは昨年9月。
まだ1年経っていないというのに、もう何年も前のことに思えるのは、その後何度もあちこちに遠征しているからだろう。
福井からは「王朝喫茶 寛山」のみ報告しているが、実際は他2軒訪問している。今回は寛山の前に入った「喫茶 迦毘羅(カビラ)」について書きたい。
福井県福井市順化1-1-14
福井は路面電車が走っており、街並みにはレトロな風情がある。迦毘羅へは市役所前が一番近いが、近いので歩いた。
たばこ店の隣の目立たない場所にある。
カレー推しのコーヒー店である。
ドアが開け放たれていたが、もし閉まっていたらなかなか入りにくい外観。
店内は薄暗く、カウンター中心の狭い空間。ジャズが流れており、どちらかというと喫茶店というよりバーみたいな雰囲気。カウンターの中には、おじいちゃんといった感じのマスター。
メニューは外の看板通りカレー推し。カレー自体は好きだが、すでに何軒も喫茶店をハシゴした後で、この後も大本命の寛山が控えているので、控えめに飲み物だけ頼むことにした。
たまにはアレンジコーヒーなど。
アラビカ バンチャムにしてみた。「コーヒーワインですが大丈夫ですか?」マスターは不安げな表情。
もしかしたらアルコールが飲めない人だと思われたのだろうか? こう見えて人並みに飲めるので、お願いします!とそのままオーダーを通してもらった。
が、その冒険心をすぐに後悔する羽目に。
うっ! キツい。一口飲んですぐに音を上げた。度数が強い。その上、甘くも苦くもない、妙な味なのだ。とはいえ、わざわざマスターが事前確認してくれたのに残したんじゃ、ほ~らやっぱりと笑われてしまう。意地でも飲もう、と水と交互にチビチビいったが、まったく減らない(笑)。
そんな悪戦苦闘する私の姿を見て、「シロップを入れましょうか? 飲みやすくなりますよ」と助け舟を出してくれたので、思い切ってお願いした。
「シロップ入れると飲みやすくなるでしょう?」
ふぅ~ 実を言うと、シロップ入れてもキツいことはキツかったが、「美味しくなりました」となんとか飲み干した。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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