念願の喫茶王国名古屋を訪れた。全部で9軒回ったが、今どこが一番良かったかと聞かれると、即答でボンボン。
名古屋市の老舗洋菓子・純喫茶「ボンボン」。
愛知県名古屋市東区泉2-1-22
愛知県名古屋市の老舗洋菓子店 純喫茶ボンボン
看板の一つ一つにさりげない品があってレトロ。
年中無休というのも嬉しい。やってるんだか、やってないんだか、行ってみないと分からない、そういう冷や冷やした綱渡りも純喫茶巡りの醍醐味だが、それはもう充分楽しんだ。最後の最後はしっかり落ち着きたい。
新幹線までの時間をこちらで過ごした。
広い!
正統派だが正統派すぎない内装。
東郷青児の絵、シャンデリア、見上げればキラキラのペンダントライト群、壁にはステンドグラス。座る席によって雰囲気が異なるのも嬉しい。椅子も場所によって赤いのと白いのがあったりと変化が楽しめる。品はあるが高級になりすぎず庶民性も併せ持つバランスが絶妙。特別な場所だが、気安く行けるそんな雰囲気。
そんな店なのだから、常にお客さんで賑わっていた。席はほぼ埋まっており、並んで待つ方までも。空いたと思えば即座に席が埋まる超人気店。
東京にも洋菓子店の純喫茶はあるが、純喫茶的にここまで高いレベルの店はどれほどあろうか?
30種類くらい並ぶケーキの写真から何度も何度も悩み抜いて最後に決めたのはサバラン。
元々サバランは好きで、時折思い出したように食べているが、私史上ナンバー1かもしれない。中からジュワーと沁みだすラム酒、生クリームと絡めた大人味、上に乗った赤い飾りまで美味しかった。
その下の紙ナプキンもさりげなく可愛い。
1時間以上ここで過ごすことになる。普通サイズでは物足りないので、ビックコーヒーにした。
あっ!!! ソーサーにも店名!!!
嬉しいのは、伝票に「純喫茶」と明記していること。こちらの場合、洋菓子店併設というより純喫茶の方が主役に思えた。
終わり良ければ総て良し。ボンボンで締めくくる名古屋は良い思い出となった。
後日名古屋に住んでいた方と話す機会があり、高岳は「たかたけ」ではなく、「たかおか」だと教えてもらい、ますます名古屋に対して理解が深まった。
枯渇しつつある東京と比べると、汲んでも汲んでも尽きぬ泉のような名古屋。きっとこれからも何度か行くことになるだろう。というか、行きたい!
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
白あずき
2015/07/25 URL 編集
エムケイ
これまた閉店した小岩のカフェ・ド・カレンのカレンちゃん同様テンプレートキャラクターなんですね。
まったくどういうことか?
面白いですね!
2015/07/27 URL 編集