尼崎に行ったのは1年前。
梅田から阪神尼崎で下車、そこから出屋敷にかけて散策したが、出だしは決して好調ではなかった。日曜日だったこともあり振られ振られで、やっと入れた喫茶店が「ジャワ」だった。
兵庫県尼崎市神田北通3丁目37
つい先日、尼崎の純喫茶について話す機会があり、久しぶりに記憶が蘇ったので、思い出しついでに書いておこうと思った。
蔦に覆われ異彩を放つ「純喫茶 蜜」。
商店街のそばの「純喫茶 くらも」。
どちらか一軒は確実に入れるだろうと高をくくっていたが、その両方に振られる。尼崎に来た段階でそこそこお腹が空いていたが、歩き回っているうちに空腹はピーク。そんな私を救ってくれたジャワはまさに神様!
カレーだからジャワ?
短絡的にカレールウの『ジャワカレー』を思い浮かべた。カレー屋っぽい名前だなと思った。だが、よくよく考えるとジャワはコーヒー豆も産地でもある。
薄暗くシックなアンティーク調の店内。
純喫茶マニアの悪い癖で全景を眺めたいばかりに一番奥の席に狙いを定めるが、そこは店のマダムの私物置き場になっていた。
私の落胆を察したのか、「こちらがいいですか?」とサッと荷物をどけてくれた。
ただ、今から考えると入口付近の席の方がステンドグラスがよく見えてよかったかもしれない。
さらに言えば2階席もあり、内装はそっちの方が相当に良いらしい。嗚呼!
ドライカレーをアイスコーヒーとセットで注文。
一瞬オムライスに見えたが、薄焼き卵の下は紛れもないドライカレー。だが、普通のとは一味違う。しっとりしており牛すじのようなものが絡んでいた。ちょっとないタイプ。でも美味しい。
「ちょっと珍しいでしょ? うちのはルウで炒めているんです」カウンターの中からマダムに声をかけられた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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