いくら減っているとはいえ、小岩が純喫茶の宝庫であることに変わりなし。もちろん数もだが、一軒一軒のレベルが高い。
小岩でめぼしい純喫茶は全部行ったつもりだが、どこも年単位でご無沙汰している。気付けば閉店しているのが純喫茶の常。対抗策は思い出したら即再訪問しかない。
そこで、小岩で一番古い純喫茶「珈琲 木の実」(創業1955年)を再訪問。
東京都江戸川区西小岩1-20-20
記憶が正しければ、私が小岩で初めて入ったのもここ木の実。あれから何年経ってるだろうか、それ以来。
北口から歩くこと数分。途中からわき道にそれる。
遠くからでも目立つ看板。1文字1文字独立してるのが昭和テイスト。できたら、「木 の 実」としてほしいところだが、「木の実 珈 琲」の方が喫茶店を探してる人には意味があるのかも。
石壁の重厚さ、わんさと店先を飾る植物。三角屋根の一軒家の存在感は、向かいの怪しげなサウナにも充分対抗できる。
店内にも植物がたっぷり。
窓際の明るい席に座る。
黒×白の市松模様の床がキッチュで派手派手な内装とマッチしている。
乙女系シャンデリアなんかもあったりする。
こっちは小岩おばちゃんお喋りで賑やかだった。
強力空気清浄器作動中。お客さんの健康にも配慮している。
お腹が空いていたので食事をしたかったが、サンドイッチを頼むか迷った。というのも、前にハンバーグサンドを食べたことがあるが、ものすごく量が多かったからだ。
アルバイトの女性店員さんに確認すると、「それほどでもありません」。なら、とアボカトハンバーグサンドを注文。
そしたら、出てきたのはこんな!
どこが!!!!! 充分それほどでもあるよ。ものすごく美味しいが、ものすごく量が多い。1切れでお腹いっぱいになった。全部食べたけど。
ただ、ものすごく美味しいのも事実。中身のハンバーグも無茶苦茶美味しいし、アボカトたっぷりで喫茶店ではかなりハイレベル。
コーヒーはサンドイッチの味と混じって、美味しいのかどうかも分からなかった。記憶ではすごく美味しかったはずなのに。食後にコーヒーだけ味わう方が良かったかも。
文句言いつつも、抜群に居心地は良く、店を出る頃には外が少し暗くなりかかっていた。
あと、この場を借りて店員さんにお礼を言いたい。
2切れ目のサンドイッチの楊枝をうっかり抜いてしまい、食べる段になりバラバラに崩れ、手はケチャップでべちょべちょ。そこを機転を利かせ、ナイフとフォークを渡してくれ、新しいお手拭きも追加で3ついただいた。その節はどうもありがとうございました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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