伊東はこれまで何度か来ているものの、純喫茶に関してはどこかモヤモヤ未消化。
そこで、機会を設け、改めて伊東へ。
まずは玄関口でもある駅前仲丸通りにある「軽食・喫茶 エリーゼ」。
静岡県伊東市湯川1-9-7
ここは以前何度も店の前を通りすぎていたにも関わらず、あまりにも安易すぎると思いスルーしていたが、旅始めは駅前から。そう思い、今回一軒目に選んだ。
店名といい、端っこがくるんとめくれた感じの字体といい、昭和チックな看板。
「団体さま歓迎」の文字に時代を感じる。
純喫茶の基本、食品サンプル。
まずはここでモーニングをしよう。
いざ入店。
腹が減っては戦はできぬ、ということで、メニューもろくに見ず、モーニングセットを注文。
そこそこお客さんがいて注文が込み合っていたこともあり、コーヒーは少し待った。普通に美味しい。
トースト! 表面に浮き上がっているバター?マーガリン? 最初、ギトギトして見えたが、意外とといったら失礼だが、すごい美味しい。パンがモチモチしてるのが特に良かった。
家を出てから伊東に着くまで、敢えて水以外何も口にせず、飢餓状態で伊東まで来たので、モーニングを食べ終わって、やっと落ち着くことができた。
このへんでそろそろ店内の描写を。
「団体さま歓迎」の文字に、正直、過ぎ去った過去、昭和の話だと鼻で笑っていたが、嘘嘘嘘! 私が入ってすぐ男性団体客がドドンと入店。時代は変わったとはいえ、さすが伊東である。
当然の流れというべきか喫煙天国。先客の長話マダム群がすでに煙草スパスパ状態だったのに加え、男性団体客が一斉に煙草に火をつける。一気に視界が悪くなった。
入口のドアが開いてたのも、もしや換気のためだったりして。
白いもやがかかっていたが、そんな中でも一際異彩を放っていたのが、
モナリザの絵。
古切手を貼り合わせたモナリザの絵。これと同じものが、もう1カ所ある。よくできてるなあと思い、かなり至近距離まで接近して気付いた。プリント!
古切手で作成したモナリザの絵をプリントしたものだった。
地下にも客席があるようだが、電気が消えており、階段には子供のおもちゃが置いてあったので、現在は使っていなさそう。
そろそろ次に移動しなくては。そう思い、残りのコーヒーを飲み干した途端、それまで店内を埋めていたお客さんが一斉にお会計。自分も含め、皆さん電車待ちだったのだろうか? 一気に白いもやも晴れ、視界が明るくなった。
この日は、雨が降ったり止んだりと落ち着かない天気だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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