和歌山編・最終回の前に、埼玉県の純喫茶。
蕨駅東口より徒歩数分「喫茶 クラウン」。偶然にも、和歌山の純喫茶も同じくクラウン。
どちらも際立って凄い純喫茶だが、完全にテイストが違うので、双方の違いを楽しみながら、読んでいただきたい。
埼玉県川口市芝新町3-19
蕨駅東口にはロータリーがあり、そこから中央に大きな通りが延びる。この風景、隣駅・西川口駅東口に激似だが、偶然?
数分中央通りを歩くと、奇妙な形の六差路にぶつかる。
「ルールだよ 飛び出さないこと 止ること」「パパやめて 脇見、携帯、飛ばし過ぎ」といった交通標語が目につく。その陰に立つ3階建ての建物が喫茶クラウン。
店内は広く、ゴージャスで、ホテルのラウンジ風の上品な内装。
天井にはシャンデリア。
パーテーションが個性的! 紫のアクリル(?)発光体。
ミルクセーキを注文。「お好みでガムシロップを入れてください」と出てきたが、2個も?
と思い、味見したところ、甘みゼロ。1個入れてちょうど良い甘さになった。
ホットドックセット。これは2年前に訪問したときに食べた。
さて、今回。和歌山から戻ってきてからの訪問。前は夜間だったので、2階も真っ暗だったし、そのままホットドックセットを飲食し帰った。でも、それ以降ずっと2階が気になって、一度行ってみたかったのである。
お店の人に声をかけ、行かせてもらった。
シャンデリア、紫パーテーションは1階と同じだが、窓が大きく、眺望が開けている。
可愛いかぼちゃ型のペンダントライト。
だが、なんといっても目玉は、階段付近。
吹き抜けを蛇のようにうねる螺旋階段。
3階から垂れ下がる、長い長いシャンデリア。圧巻!
階段の手すりもカッコイイ。端っこが太く、段々と細くなっていく。
流れるような赤のラインが優美。
シャンデリアと近未来風の波形模様の壁のコンビネーション。
下から見上げれば、階段はゆるやかに渦を巻いている。
クラウンには死角なし。どこを切り取っても芸術になる。かなり計算し尽くした設計ではないか。構図を考えながら写真を撮るのが私は苦手だが、ここでは、考えなしにシャッターを切っても、芸術写真が生まれる。
螺旋階段に突如、鏡、侵入。
ゴージャスな王宮要素もあるものの、どちらかというと、近未来・アバンギャルド。キューブリックの映画に出てきそうな光景。
店名の由来は聞かなかったが、この王冠マークを見れば一目瞭然。
普通に想像するゴージャス系とは一味違う、凄い純喫茶だった。では、次こそ、本当に和歌山編・最終回。「純喫茶 クラウン」でビシッと締めさせていただく。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント