大阪府大阪市西成区梅南1-2-11
この辺りは良さげな純喫茶が散見されるが、萩ノ茶屋から至近距離。むやみにウロウロしないで、花園町からパールへ直行!がお勧め。(新世界でも同じことが言えるが)
大きな通り沿いにあり、駅から真っ直ぐ。外観は渋い2階建て。
「5時までですけど…」
時刻は午後4時半。残すところ30分。まあ大丈夫でしょう。
焦げ茶色の渋い色調の1階席。奥行きがあり、細長い造り。奥では女性グループがお喋り、入口付近では男性1人客がママとお喋り。
みんなお喋り大好き。地域密着型の町の喫茶店の風景1コマ。
中ほどの席に座った。
メニューは、ブレンドコーヒー、ストレートコーヒー各種、トースト・サンドイッチ各種。珈琲専門らしい固いラインナップ。(裏面にもメニューあり)
アイスカフェオレにしてみたら、これがビックリするほど美味しい! 豆菓子も付いてきた。(でん六豆?)
透明感がありつつ、コクもある。今のところ、珈琲の味は、パールの中では、この大阪・花園町がトップ。
ストロー袋。流れるようなパールの字体が素晴らしい。紙ナプキンはよく見かけるけど、ストローの店名入りはレア。濡らさないように、折り目がつかないように、そっとしまった。
奥に備え付けのテレビ、お客さんとママのお喋りをBGMに、感慨に耽りつつ、こっそりと店内を観察。
馬がいななく幌馬車の置物。純喫茶に馬は似合う。温度計だった。
繊細な細工が美しいガラスの置物。壁が鏡になっており、私の右腕がチラリ映り込み。
コーヒーのポスターがどれもカッコよく、アートしていた。
そして、こちら。パールを象徴するポスター。外の庇にも描かれている、らくだに乗って砂漠を歩くシルエット。見ていると、思わず吸い込まれてしまった。
あっという間に閉店時間。
パールという店名にどれだけ思い入れがあるかをママ、マスター(カウンターの奥にいた)に語り、もう一度来たいからと、営業時間と定休日を教えてもらった。
2階席で過ごしてみたかったのだ。
できたら日曜日が良かったのだけど、定休日とのこと。となると、明日しかない。でも、明日は明日で予定が決まってるのだけど……。
「2階には大きなビクターのスピーカーがあって、クラシック音楽を流しています」
……負けた。急遽予定を変更。明日はパールでモーニングをしよう。
「明日また来ます」
次回は魅惑の2階席へ。(続く)
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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