普段、モーニングはほとんどしてない。
いえね、もちろん、できたらしたい。朝の気分はすがすがしいし、目覚めの珈琲は最高に美味しい。そんな事は知ってる。で、極まれに間違ってモーニングすることもあるわけです。そのときばかりは、これからも早起きして、喫茶店でモーニングをしよう。何度思ったことか。
結局のところほとんど実現できてないことからすると、意志が弱いんでしょうね。
ところが、そんな私も旅先は別!
神奈川県小田原市本町1-12-8
なんか知らないけど、突如、早起きの人になる。
普段からそういう生活習慣を身に付ければいいんだけど、旅先の非日常だからこそ出来るのかも。
ここは小田原。小田原城を囲むお堀。これから向かう喫茶店が近くにある。
「コーヒーショップ かざみどり」
店名通り、屋根には風見鶏。窓にはそれぞれ窓が付いてて、外に向かって開けている。メルヘンで可愛らしい外観!
こちらは「東京モーニング日和」さんに教えていただいた喫茶店。前日に下見しておきました(笑)。
開店時間ピッタリに入店。先客ゼロ。朝一の訪問はやはりすがすがしい。
けど、30分もしないうちに、後からお客さん入店。新聞を取ったり、お店のマダムと世間話をするところを見ると、常連さん。
入り口に案内の出ていたモーニングセット。トースト、キャベツの千切り、ハム、コーヒー。キャベツがシャキシャキ。
アールを描いた窓がたくさん付いてて、自然光が差し込み明るい。薄暗くてじめっとしてる方が純喫茶っぽいけど、朝は明るい方がいいな~と、このときばかりは思った。
店内禁煙。
そのせいか空気が澄んでて、やはりすがすがしい。
音楽はクラシック。
伝票は風見鶏のイラストの入ったオリジナル。
ふと、そばの壁を見たら、風見鶏の絵が躍っている!
考え過ぎだろうか? スプーンの柄まで鶏冠(とさか)に見えてしまう。
「おー!早い!早い!」
歓声が上がった。お客さんとマダムがみんなして窓際に駆け寄り、外を見ていた。
うーん。なんだろう?
ここでも、どこでも、純喫茶ではいつでも異邦人の私。気になりつつも訊けず。そこに割って入る朗らかな社交性があれば、私も一皮剥けるんだろうに…。
まあいいや。
けど、店を出てすぐ歓声の的を目撃。ランナーがお濠を走ってた。後ろからは警察車。
箱根駅伝? いや、あれはお正月の風物詩だと思ったけど?
再び、まあいいや。
これから箱根に向かう。前日閉店時間で入れなかった純喫茶を目指して…。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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