「珈琲の殿堂 プリンス」が55年の歴史に幕を閉じた。
つい数日前、とある純喫茶好きの方から、その事実を知らされた。
えーーーーーーーーーーーーー!!!! 衝撃を受け、ひとしきり絶叫。その後、壮大な疑問符が。
つい最近、訪問したばかりなのだ。それも、閉店日の前日。閉店するという気配は微塵もなかった。
東京都町田市原町田6-10-17 萩原ビル2F
※2014年1月25日?26日?閉店
とはいえ、閉店したのは事実。ならば悲しいことではあるけど、記憶が鮮明なうちに、最後のプリンス訪問をここに留めておきたい。
この日同じく町田の純喫茶「珈琲舎ロッセ」を初訪問。その珠玉ぶりを満喫したばかりだったが、ついつい足がプリンスに…
つい足を向かわせる魅力がプリンスにはある。
気のせいだろうか、窓辺のジャングルがすっきりしている。
コーヒーカップの看板。
箱根湯本のマイアミとやはり同じものだった。
なんとなく植物が貧相。冬だから?と特に深くは考えず。
サンプルケース周りもなんか物足りない。
たしか、前はもっと植物でワッサーとしてて、ふざけたオブジェがゴロゴロしていたのに。妙にすっきりしている。なんというか、こうガツンと来るものがない。
今思えば閉店するのだから当然なんでしょうね。
テレビ露出情報多数。薄汚れている…。
でも、私はやっぱりプリンスが好き。
さー2階へ上った、上った。
あのめくるめくパラダイスに潜入。
お気に入りの窓際の席へ。
窓から光が射し込み明るかった。
近くの席から関西弁が聞こえてきた。大阪あたりでも、こういうド派手な純喫茶受けそうですよね。
正統派ゴージャス純喫茶らしい照明、ステンドグラスも散見しますが、
テーブル周りはファンシー。この統一性のなさ、節操のなさが、単純に「昭和レトロ」「ゴージャス純喫茶」の枠ではくくれない、プリンスの魅力でもあります。
オレンジヨーグルトというのにしてみた。
ヨーグルトにかかっているオレンジペーストが、溶けかけたオレンジシャーベットに味が似ていた。この人工的な味、嫌いではありません。
ここでは「オレヨグ」と略す。
ほぼ満席に近く席が埋まっていたが、この日この場所に居たお客さんで、翌日には閉店することを、何人が知っていただろうか?
少なくとも、閉店の貼り紙は出ていませんでした。
もう最後なので、これまでに撮った写真(甲冑等)を並べながら、プリンスを振り返ってみます。続きます。
プリンス跡地はカフェになるようです(5月オープン予定)。
当初、閉店日は1月26日だと思っていましたが、1月25日をもって閉店と貼り紙に書かれてしました。となると、閉店の前日に訪問したと思っていましたが、閉店日に訪問したということになるのでしょうか?
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
ヤスシ
プリンスに足を運んだのは2回くらいでしょうか・・
ウチの奥さんとも話すのですが
得てして女性の方が内装に目が行きますよね・・
店内のカオスな感じ、画像を見て初めて気がつきました・・(^^;)
町田って喫茶店を含めて僕のお気に入りのお店が
次々消えていきます・・( ̄▽ ̄;)
まぁ1駅先に「コメダ」がありますので
とりあえずそんなに困ってませんけど・・(笑)
2017/08/09 URL 編集
エムケイ
広くていつでも営業してて、ゴチャゴチャしてて、こんな所にこんなものが見たいな新たな発見もあり愉快な店でした。
2017/08/16 URL 編集