大阪1日目。最後はホットケーキで締めくくりたい。
その前に朝から持ち歩いていた重たい荷物をどうにかしたくて、ホテルにチェックイン。身軽になって、足取り軽やかに、御堂筋線に乗った。
目指すは、なんば。千日前の純喫茶アメリカン。2年前に食べたホットケーキが絶品だった。今回もコレ狙い。
ところが、何を勘違いしたのか、梅田のアナウンスに反応し、途中下車してしまったのだ。
大阪府大阪市北区曾根崎2-11-8
なんで梅田?
だんだんと、なんばに繰り出す元気がなくなっていった。アメリカンはもういいや。梅田でどこか探そう。どこか、どこか、どこか?
そうだ! あったじゃないの! 未訪問のホットケーキの名店が!
この思いつき。吉と出るか凶と出るか。
このへんのはずなんだけど…。
地下の迷宮をなんとか抜け出し、地上に出た。曽根崎警察署の前で、うろうろ。またもや梅田で迷う。
本当に梅田苦手
地図をにらみながらも焦る。閉店時間が刻一刻と迫っていた。
…と、ここで、神の助け! 目の前を通り過ぎた人が、Uターンして、「どこに行くんですか?」
サンシャインに行きたいんです!
「サンシャイン、って?」
数分後……
無事サンシャイン。
あっさり探してくれ、非常に助かりました。
懸命になって地上をうろついてたけど、地下だったんですね。
外観はいかにも昭和ムードだった(写真撮り忘れた)が、内装はモダン。照明がカッコイイし、天井は市松模様っぽいし、壁もなかなか良い感じ。
触ってみる。石だった。
えーっと。そして、
一緒にホットケーキを。
ノリというか、楽しそうな方だったので…(笑)。
まず、セットで付けたアイスコーヒー。さすが自家焙煎珈琲店。美味しい。
そして、名物。人気のホットケーキ。あのアメリカンのホットケーキ食べる気満々で、ハードル上げまくってたけど…
アメリカンにも負けてない(断言)。
いや正確に言えば、どっちが勝った、どっちが上、とかじゃなくて、違うテイストだった。
フッカフカ。その上、食べた~~、という満足感もある。
ところで、皆さん。
ホットケーキの下の2枚目にバターをどうやって塗ります?
この大切な儀式に、いつも頭を悩ませていた。
余裕のあるときは上の1枚目をフォークでズラし、塗りにくいながらも下にも塗っていた。困るのはバターが固いとき。間に挟んで熱で無理矢理溶かし、溶けたバターを半分上に塗ったり(涙ぐましい)。本気で面倒なときは上の1枚目だけ塗り、2枚重ねてカットしてから口に押し込む。でも、正直、どれも美しくない。
嬉しいことにアメリカンでは、余計なことで頭を使う必要がなかった。最初からバターがしみ込んでいた。
ではサンシャインは?
2枚目だけにバターが塗りこんであった。
見えないところまで気が利いている。
でも、今回はこの「ありそうでなさそうなシチュエーション」が一番のご馳走だった。いつもはリアル『孤独のグルメ』の主人公の私だけど、こうやって旅先で地元の人とテーブルを囲む。(実際には大阪ではなく、京都の方でした)
とても個性的な方で、お話が面白い。色々と稀有な体験や楽しい話も聞け、観光ガイドにはない珍スポットも教えてもらった。
本当にすごく楽しい時間でした。
しばらくは大阪には行かないつもりだったけど、また行きたくなっちゃうかも。
今回は見送った大阪ディープエリアとか、京都の安井神社とか。
外観の写真は撮り忘れたくせに、なぜか紙ナプキン、コースターはしっかりお持ち帰り。もちろんマッチもいただき、大変満足して、1日目の純喫茶めぐりを締めくくるのでした。
2日目は朝早くから阪急淡路駅に行く予定。起きれるかな?
■翌朝の話
»淡路駅東は再開発が進んでいた。
喫茶 サンシャイン マッチ (2013年) ※画像をクリックするとマッチ側面が見れます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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