最近ちょくちょく行くのが目黒。目黒には美術館が多く、そのうちいくつかがぐるっとパスの対象美術館なので、美術館めぐりが好きな私としては外せないエリアです。
西口には「目黒区美術館」があり、ちょうど企画展「上野伊三郎+リチ コレクション展 ウィーンから京都へ、建築から工芸へ 」が始まったので来てみた。
で、前に目黒に来たとき、若干怪しげな雰囲気の「Venus(ヴィーナス)」という喫茶店兼パブ(パブが本業ぽかった)を開拓したその日に、途中で見かけた喫茶店に入ることにした。
「ITOHya coffee shop 1952」
ガラス張りのこの店、怪しげなとこは微塵ともなく。美術館に行く前に入っておこう!
東京都目黒区下目黒1-2-22 セザールビル1F
普通に、大通りに面した1階。外から丸見え・・・
そして入る前から強烈に店名のイメージが脳裏に刷り込まれます。
まず看板。
外の花壇。
入り口。
お気づきになるだろうか? 店のロゴマークがそこかしこに見られる。
たしかによいデザインだよね。多用したくなるのはわかる。それともサブリミナル効果を狙ってるのかな~?
1952年創業ってことでしょうかね?
50年以上たってるようですが、外観は普通に新しいので、当然改装はしてるんでしょうね~
店内ですが、入って右が外から丸見えの窓際、左が普通に外からは見えない客席です。私は、外から見られるのは恥ずかしいので、普通に左へ。
意外に広々してますね。寛ぎ設計です。
店内は外ほどロゴマークはありませんでした。(ちょっとはあったけど)
そして店内ですが、どうも南米を意識してるらしく、アンデス風の音楽が流れていた。珍しい。
そして、注文を聞きにきた女性も南米風。
カウンターに掛かっていた
「本日のサービス コロンビアスプレモ南米 ¥450」
どうも店主、南米が好きっぽい!
かと思えば壁にオードリーヘップバーン、ヴィヴィアン・リーのもろハリウッド女優のポスターが貼ってあったり。南米大好き、ときどきハリウッド、って感じです。
そして、この店、だいぶコーヒーには凝ってて、種類は豊富、普通のブレンドすらも3種類から選ぶようになっています。
私はチーズケーキとのセットで、さわやか(苦味)を注文してみました。
ソーサーに「さわやか」のタグがくっついてました。
お味ですがチーズケーキは濃厚。おいしい。
コーヒーも苦味は程よい苦味で、「にがっ!」とは決してならず。なんとなく、さわやか(苦味)が一番美味しいような気がします。
最後に。純喫茶特有の回転率度外視の長居、寛ぎのある良い店でした。
創業は古いけど、まったく古さは感じず。改装してるんでしょうね。そして、いろいろな純喫茶を廻った上で気づきましたが、創業50年が改装のひとつの節目なんじゃないか、と。
先日行った荻窪邪宗門は53年ですが、改装してないから古いまま。でも20年後、30年後も今のままというわけにはいかないと思います。だから、古い雰囲気を求めるなら、30年~40年くらいの店の方が昭和を体感できたりして。とか思ったり。
あくまでも、私が行った店がそうだったというだけですが。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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