私は子供の頃、行川アイランドに行ったことがある。
南国をイメージしたテーマパークで、千葉県勝浦市にあった。ここで名物のフラミンゴショーを見ている。
そのせいか、池袋西口駅前にある純喫茶「フラミンゴ」に行くと、当時見た鮮やかなフラミンゴの映像と子供時代を思い出し、少しだけノスタルジックな気分になってしまう。
東京都豊島区西池袋1-15-9
2022年8月31日移転に伴う閉店→移転先では「ベーカリーカフェフラミンゴ」
それほど頻繁ではなく、年に1・2回ほど来ているが、基本的には大きく変わらないものの、毎回細かい変化には気付かされる。
例えばこれ。
「大きな水槽に熱帯魚の泳ぐレトロな喫茶店フラミンゴ」に続き、
「喫煙席あります」
ちょうど1年前に撮った写真と比較してみたら、当時は全席禁煙だった。
全席禁煙でも全席喫煙でも、雑多な人々が集まる池袋には合わないのか、間をとって分煙化されたようだ。
この後、あれっ!?と思われる写真が何枚か紛れ込んでいるが、見て見ないフリをしてくれると有り難い。
地下2階にある。エレベーターで下れば一気に着くけど、階段を使えば、途中でフラミンゴにいくつも出会える。
一筆書きのフラミンゴがデフォルメされてて、いい感じ。
いつの間に? 黒板に中華丼のイラスト。
写真の切り貼りした手作り感満載なメニューもいい感じ。
やっと地下2階に到着。
ドアに終日全席禁煙とあるけど、気にしないで(笑)
※2013年4月現在は分煙
入ると、すぐ、仕切りで区切られた喫煙席が目に入る。以前は仕切りがなかったので、しばらく来ないうちに、分煙化に備えて改装したのだろう。
制服を着たウエイトレスさんに、「お煙草吸われますか?」と訊かれたが、「いえ」と答え、禁煙席に進む。
開店直後の10時過ぎだったこともあり、空いていた。それでも3・4組居たのだからすごい。
池袋駅前の好立地もあり、混むときは混む。いつだったか、日曜日の午後来たら、10名ほどの団体さんが立て続けに2組入店してきたこともある。広いからというのもあるにせよ、それに、キチンと対応できるフラミンゴさんもさすが!
客席の中央には、存在感たっぷりな大きな水槽がある。熱帯魚が泳いでおり、華のあるエリア。店の主役とも言え、かつパーテーションの役割も果たしている。
嬉しいことに、分煙化されたが、こちらは禁煙席。お魚の健康を考えてのことだろうか?(笑)
この両脇の席は特等席で、熱帯魚が眺められ、混んでいるときは埋まっている人気席だ。
空いていたので、迷わず特等席に。
モーニングセットを注文。
飲み物代にプラス100円でトーストとゆで卵が付けられる。コーヒーが500円なので、計600円。モーニングとしては高めだが、場所代込みかな。
でも、パンも分厚くふかふか。コーヒーも美味しい。
お魚を眺めたり、雑誌を読んだり。小1時間ほど過ごした。
そういえば、以前フラミンゴの姉妹店に「サンフラミンゴ」という喫茶店があったが、とうとう一度も入らないまま閉店していた。姉妹店の方も、店内に熱帯魚の泳ぐ大きな水槽があったらしい。
個人的には、水槽プラス大きなフラミンゴのステンドグラスを置いてほしい。閉店してしまった飯田橋「喫茶白ゆり」みたいなの。そしたら、最強フラミンゴになるのに…。
伝票の裏の文章がなかなか味があるので、載せておきます。特に、「心温まるメロデー」と「高級純喫茶」が素敵。
毎度御来店有難う御座居ます。
フラミンゴは皆様のオアシスとして心温まるメロデー、香り高きコーヒーでお楽しみいただける事を願っております。
何卒御気付きの点が御座居ましたら下の欄に御記入下さい。
高級純喫茶フラミンゴ
直接このお店とは関係ないけど、冒頭にあげた行川アイランドは、2001年閉園。ただ閉園から10年以上経った今もなお取り壊されず、朽ち果てるに任せ、そのまま残っているらしい。
来園者用に作られたJR外房線「行川アイランド駅」も、そのまま無人駅として存続。
行川アイランド跡地は最寄駅から近いこともあり、廃墟マニアの間では人気のスポットになっているようだ。園内は立ち入り禁止なんだけど。
最近、この魅惑的な秘境駅に行きたい熱が高まっている。
フラミンゴ探しに……。
【参考】
行川アイランドのフラミンゴを探す旅(@nifty:デイリーポータルZ)
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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