熱海銀座あたりをうろうろ。
メインから少し外れた通りに「純喫茶 田園」を見つけた。
看板によると、1959年創業。
静岡県熱海市渚町12-5
どうしよう。熱海1日目。「月ヶ瀬」で純喫茶は満喫し余韻に浸りたいので、 もうこの日は純喫茶は入る気分じゃなかった。 でも、ちょっと中をのぞいてみても罰当たらないよね?
結局は。扉越しに見えたモノに我慢できず、入ってしまった……。
泉!!! あぁ…、良い純喫茶は数あれど、いきなりの水場に出会うのは珍しい。 泉に屹立する3体のオブジェがどこか象徴的。 人間とも近未来の生物とも見る側の想像にまかされる。
泉まわりは緑がぐるっと囲む。
錦鯉もゆらりゆらり泳ぐ。おぉ!!!
店内にもショーケース。そばに地下への階段あり。 以前は客席だったが、現在は倉庫になってるそう。
かなり広いが、お客さんの姿なし。
2階へ続く階段があり、何度かマダムがパタパタと行き来してたので、 2階にも客席があるのかもしれないが、少なくとも私がいた小1時間、 1階はずっと私1人だけだった。贅沢。もったいない。
店内は期待を裏切らずクラシック音楽が流れる。 ベートーヴェンとブラームスの有名なヴァイオリン協奏曲だった。
コーヒーの味も私好み。美味しい。 ん~~っ!気に入った。明日もやっぱりモーニングに来よう。
ってことで、翌朝、やってきました。モーニングセットはトースト&サラダ&コーヒー。(600円)
この日はさすがに他にもお客さんあり。でも1組だけ。 男性2人だったが、「温泉が……」と聞こえてきた。
あぁ…、温泉地熱海。しみじみ。
観光客ぽくなかったので、近くの旅館関係者かもしれない。
2日続けて来たというのもあるんだけど、 お店のマスターとマダムにもしっかり顔覚えられて、 帰りにマスターに声をかけられた。「昨日も来ていただきましたね」 そして、しばらく話し込むことに。
これから近くの糸川がブーゲンビリアが見頃なので見に行き、 その後にMOA美術館に行くと話すと、「ちょっと待ってください」 とMOA美術館の招待券をいただきました。
お店にポスターを貼るので、その絡みで数枚もらったものらしく、 「次に来た時はないかもしれないですけど」と。 美術館は海が見え、とても素敵でした。
ありがとうございました。この場を借りてお礼します。
耳寄り情報としては、 オダギリジョーの出演するドラマの撮影があったそうで、こちらも登場するそうです。 ドラマの名前は失念しましたが、多分、7月スタートの「熱海の捜査官」(テレビ朝日)じゃないかと思います。 マスターは「古いからですよ」と謙遜してました。
熱海に行ったら、ぜひ立ち寄って欲しい素敵な純喫茶です。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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