このところ土日に時間がとれず、その分、平日仕事帰りの純喫茶巡りを楽しんでました。
この日は有楽町ビルヂング「ストーン」(1966年創業)。
東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビルヂング1F
その前に有楽町駅前のフルーツ百果園に寄った。店頭には、割り箸に挿したカットフルーツが並ぶ。メロンやスイカにも心惹かれたけど、パイナップルに。
大ぶりの果肉にかぶりつくと、甘くてジューシー。一瞬で疲れがひく。ガード下をくぐり抜け、ビルヂングへ。
毎度のことながら、レトロモダンなビル内装飾に見惚れる。
一時期、何度来てもその都度閉まっていた。おかしいな、なんでだろう?と思ったけど、そのうち、すっかり忘れてしまいました。
後に休業していたが再開したことを知り、消えかけていた情熱の炎が燃え上がりました(笑)。
先客は1名。サラリーマンらしき熟年男性。
再開後の内装は以前と変わらず、素敵すぎてため息がでる。
黒を貴重にしたスタイリッシュな空間。オーナーの実家が石材店だったらしく、御影石をふんだんに使った内装は大変贅沢だ。
床のモザイクも美しい曲線を描いている。
どこの席にしようか迷いながらうろうろ。1人だし、大きなテーブルに座る勇気はない。
申し訳なさそうに、壁際の小さな席に座ろうとした、まさにそのとき、
「こちらの広いテーブルはいかがですか?」
遠慮する私の気持ちを見透かされたのか、お店の方から声をかけられました。初めて拝見する女性だった。
以前伺ったときには、店内に白い百合の花が飾ってあり、白百合を思わせる、高齢だが上品なマダムがいらしたのだが。どうしたのだろう…。
以前はなかったコカコーラの黒い冷蔵庫が目に付いた。黒で統一してるので、新しくても違和感がありません。まるでずっと昔からそこにあるかのように馴染んでました。
これも新しいのかな? アメリカンな雰囲気漂うコカコーラのアレンジメニュー。コーラフロートの裏側はコーラハイボール。
スタイリッシュで大人なムードの店内ではアルコールもいいかも、と思ったが、次回のお楽しみに。今回は純喫茶らしく、コーヒーとトーストに。
トーストが思いのほか美味しかった。ふんわり柔らかく厚めのパンに程よい塩味のバター。
帰りにお店の女性から、気になっていたことを教えてもらいました。
休業期間は3ヶ月ほどだった。例の品の良い白百合のようなマダムは家で元気にしている、とのこと。
色んなお客さんから同じ質問を受けてるのかもしれませんね。
マッチをいただき、「大手町の日本ビル店はもう閉店してますが」と一言。その存在は知っていたけど、有楽町ビルヂングがあまりに有名で、私はとうとう一度も行けずジマイでした><
新しいマダムは大変気さくな方で、「トーストの味はいかかでしたか?」と聞かれました。もちろん美味しかったですよ!
これからも有楽町ビルヂングと共にあれ。
ストーン(stone) マッチ (2012年) ※画像をクリックすると開きます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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