そうだ!マドンナーに行こう!
理由は特にないけど、帰宅の電車内で突然そう思った。
こういう勢いというか情熱は大切にしたいですね。日が長くなったせいか、最近では、頻繁にその波が訪れます。
そうと決まったら善は急げ。逆方面の電車に乗り換え、上野に向かう。
東京都台東区上野6-16-4
上野駅は相変わらず人だらけ。
夕方になっても湿度が高く、ムシムシしていた。クネクネと人を避けながら早足で、マドンナーには18:30着。
食事のメニュー写真がライトアップされている。初めて見たとき、一瞬、中華料理店かと思った。
店内は1階、2階、地下と3フロア構成。各階ごとに雰囲気が変わります。
まず1階はこんな感じ。
そして地下は赤いビロードの椅子とシャンデリアのゴージャスな空間です。じっとりした淫靡さが魅力。
でも地下は一度利用したことがあるので、今回はまだ見ぬ2階に行きたい。
オーナーらしき優しげな女性(マドンナー!)から、「ゲーム機がありますが、大丈夫ですか?」と聞かれた。
ん?そんな確認は初めて。純喫茶にゲーム。普通にアリだと思うんですが。なにかマズいことでも?
そして、「今日はあと40分ほどで閉めますが大丈夫ですか?」とも聞かれた。
長居するつもりではなかったので問題はない。階段の下で新聞を手にし、2階へ。
落ち着いた色調で、シック。椅子の模様が豪奢で、壁には絵画。掃除も行き届いてますし、レトロながら清潔な印象。個人的には2階が一番好み。
スーツ姿のサラリーマンが一心不乱にゲームに興じていた。
どこに座ろうかな?他に客はなく、半ば貸し切り状態。席は選びたい放題だった。
全席ゲーム機だった。
「ゲーム機あります」ではなく、「全席ゲーム機ですよ」、という意味だったのですね!!!
私は平気(むしろ嬉しい)ですが、たしかにダメな人もいるかも。
窓際の隅っこの観葉植物の陰に潜んだ。
花札ゲームでした。
たべものも、のみものも、いろいろ。
でも、入り口で見て決めておいたホッドドックセットにした
かなり小ぶりでした。美味しかったけど、オヤツ感覚。
上野駅前の純喫茶は大体混んでいるのだが、穴場なのか、私が居るときに限って、マドンナーはいつでも空いている。この日も、サラリーマンと私だけでは持て余すほど広い。
白熱したゲーム操作音に混じって、半端に古い洋楽が流れていた。どこかで聞いたことのある…。えーと。
シェリル・クロウだ!(だからどうというわけではないが)
多分、『All I Wanna Do』
観葉植物の向こう側ではサラリーマンは止めどきを失ったのか、ゲームをやめる気配がない。それどころかますますヒートアップしているように見えた。
完全に自分1人だと申し訳なくて寛げないんですが、遠くからエキサイトしたゲーム音に「まだまだ大丈夫」と甘えてしまいました。40分はあっという間に経過。
「いつもは9時までなんですけど、今日は早くて申し訳ありません」と店員のお兄さんは丁寧に謝っていました。
喫茶 マドンナー マッチ (2012年) ※画像をクリックするとマッチ側面が見れます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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