韓流ブームってテレビだけの絵空事かと思っていたけど現実なんですね。久しぶりに仕事で新大久保に来たら、うじゃうじゃ人だらけ(女性)。数年前と比べてその変貌ぶりに圧倒されました。
なもので、仕事を終え、新大久保から即脱出。大久保通りをまっすぐ歩いて15分程で若松商店街へ。先ほどのイケメン通りの喧噪とは逆に、嘘のような静けさ。私はこっちの方がいいや。
ここからは若松町純喫茶をご紹介しつつ、この日に入った
「カフェテラス小島屋」のレポをしたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
東京都新宿区若松町32-1 プラザ小島屋2階
数年前、若松商店街には1軒の素敵な純喫茶がありました。「珈琲専門店ストーク」という、セットメニューにプリンが付けられる、まさに夢のような純喫茶でした。外観も内装もパーフェクトなレトロモダンな空間だったんですよね。
ただ残念ながらすでに閉店して、現在はマンションになっております。でも、その少し先に独特なオーラを放つ怪しい純喫茶があったはず。其の名も「純喫茶ロマン」。
くたびれ具合にグッときます。
遠目には暖簾に見えた。暖簾→営業中、ですよね?
…と思っていたのに。扉に青いビニールテープがランダムに貼ってあるだけ。ま、これはこれでDIY感たっぷりで、面白そうだな、と思った。が、イヤな予感…。
うっ!
二千十年閉店、だって。
遅かった。ビニールテープアートが電波系で、激しく心惹かれるのに!!! 一体どんな空間だったのでしょうか? 今では知ることはできません。
この調子だと若松町からすべての純喫茶が消滅するのでは? 不安感と期待感半々ではありますが、もうちょっと若松町純喫茶の探りをいれてみます。
若松町交差点にある「モンサント」。シャッターが降りてました。営業時間終了後なのか定休日なのかは不明。
若松河田駅方面へ向かうと「ラテン区」。本日の営業は終了しました、との札。
※閉店しています。
そしてラテン区の少し先の看板が素敵な「フリーマン」。こちらは「営業中」の札が!
喜び勇んでドアを開けると、店主より「終了しました」と告げられる。
夕方6時過ぎでした。若松町の純喫茶は閉まるのが早すぎて追いつけません!!! (><)
せめてもの救いはにゃんこだけ。とぼとぼ歩く私の姿を認めると、ニコニコしながら近寄ってきて、お腹をごろん。名前はフクちゃん(旧名フックちゃん)
道路でバイクにひっかけられたことがあって、フックだとあまりにもアレなので改名したと飼い主さんが教えてくれました。
若松町純喫茶のご紹介で長くなりましたが、さてここからが本題です。振られに振られまくっている若松河田ですが、やっている喫茶店もありました。「カフェテラス小島屋」です。
ビルのオーナーが喫茶店を兼ねているご様子。都心においては理想的条件であります。
カフェテラス小鳥屋でなく小島屋なのでお間違えなきよう。なんか絵が紛らわしいです~
地味な端っこの階段を上り2階になります。
外がよく見える全面ガラス張り。若松町交差点が一望できます。この写真は帰り際に撮ったものなのでガラガラに見えますが、入ったときそこそこお客さんで賑っていました。おそらく日中はお客さんでいっぱいになるのではないでしょうか。
600円という値段に若干不安を覚えましたが、ホットケーキセットを注文。レンジでチン系であっても文句は言いますまい。悲しいかな、値段によって期待値は変わってきます。
少し待ちました。
表面カリカリの焼きたてで、出てきた瞬間、良い香りがほわーんと立ちのぼりました。
期待し過ぎなかったから、という事情を差し引いても美味しいホットケーキでした。
あまりホットケーキとは関係ありませんが、ナイフとフォークが紙ナプキンできつきつに包んであったのが印象的でした。非常にきっちりしているな、と。
アイスコーヒーが美味しい季節ですね。棚から選んだ週刊誌を読みながら、まったり。
これって私だけなのでしょうか? 他のお客さんもいなくなって私1人になったので、そろそろ帰ろうかと見回しても誰もいない。なんて無用心な、と思いカウンターに近寄ると、マスターが隅っこでひっそり佇んでいました。
お客さんに圧迫感を与えないように気配を消しているのでしょうか? 私は勝手にそう好意的にとらえています(^^) 丁寧で、少しシャイだと思われるマスターはマスターと呼ぶには随分お若いので、2代目でしょうか?
ホットケーキについて聞いてみますと、注文を受けてから銅板で焼いているとのこと。
あと、マスターは自ら語りませんでしたが、ペッパートーストという厚切りのトーストにバターとハチミツを塗り、その上にブラックペッパーがたっぷりかかった一品が人気らしい。
大変控え目なマスターです。店を出る前に、「あまり当たらないかもしれませんが…」と紙片を渡されたので確認すると、若松商店街の「くじ」でした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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