決め手はこのひと。
埼玉県所沢市日吉町3-6
2024年1月末閉店
所沢西口を出ると、プロペ通りという商店街が目に入ります。
プロペ?
飛行機の絵が入った横断幕が見え、プロペラの意味だと悟りました。
所沢というと西武ライオンズの印象が強かったんですが、「日本の航空発祥の地」でもあるとのこと。所沢航空記念公園という大きな公園もあるし、そのままズバリな航空公園駅もあります。
まずはプロペ通りを歩きます。所沢市最大の繁華街とのことで、賑っています。コンタクトレンズのチラシを配る人が5・6人もいて、何度もかわしながら歩くと、空き地のそばにはわき道。そして、「カフェ・ラ・ペルレイ」を見つけました。
真っ白な入口を見て、一瞬新しく出来たカフェだろうか?と思った。
でも、1938という4桁数字を見て、これは歴史あるカフェだな、と。正直、純喫茶のイメージはなし。
どうしようかな?入ろっかな?それとも後回しにしようかな?と思ったところで、目に付いたのが看板の女性。
何かを企んでいそうな不敵な笑み。
決めた!入ろう!
2階への階段は穢れなき純白。上階からは「アヴェ・マリア」が聴こえてきた。まるで教会みたい。
教会にふさわしく、全席禁煙の案内もあり。
ガラス張りで中がのぞけますが、結構賑ってます。カウンターに案内されました。
普段カウンターは苦手だけど、ここは落ち着けます。雑誌の棚もあり、文春を手にブレンドコーヒーを。
500円という値段は安くないけど、雰囲気抜群で美味しい珈琲。スタッフは女性のみ3人。クラシック音楽がピッタリな空間です。
まるでギャラリーのように現代アート風なオブジェがあちこちに飾られていました。
奥の個室にはガラスのパーテーション。例の看板の女性と目が合いました。彼女は一体何者? 西新井のシルビア級の扱いです。
行きは気づかなかったけど、帰りにふと視線をズラすと、素敵なステンドグラスが。危うく気づかず素通りするところだった。
さすがに個性的なあのひとはステンドグラス化が難しかったようで…。
ところでペルレイってどんな意味だろう?
カフェ・ラ・ペルレイ マッチ (2012年) ※右が実物大
店内は全席禁煙です。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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